【公務員試験】【数的推理】仕事算で分数を使ってはいけない理由

仕事算の計算で全体の仕事を1として分数を使用する解き方があると思いますが、はっきりいっておすすめできません。
実際の問題を例にとってみてみます。

【問題】
ある仕事をAとBの2人ですると15日かかり、Aだけですると20日かかる。
この仕事をはじめは2人でやっていたが、途中からBだけですることになり、仕事が終わるまでに全部で33日かかった。2人で仕事をしたのは何日間か。

【分数を使った解き方】

分数を使った解き方

いかがでしょうか。解説を読んだだけで難しく感じる人も多いのではないでしょうか。
私がオススメする仕事算の解き方は「仕事量を日数の最小公倍数にする」解き方です。
以下にその解き方を示します。

【仕事量を日数の最小公倍数にする解き方】

仕事量を日数の最小公倍数にする解き方

全体の仕事量を最小公倍数にすることで分数が出なくなりました。
式の数は変わっていませんし、最後の方程式(5)~(7)は同じ計算です。
全体の仕事を1とする場合は途中に何度も分数がでましたが、最小公倍数を求めるというほんの1ステップを最初に行うだけでこんなに途中の計算が簡単になるんです。

今まで分数を使っていたという人はやり方を変えてみてはいかがでしょうか。解く時間も確実に短くなりますよ。

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