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2024年7月5日 最近の読書とスタバ



読書のこと

直木賞候補作すべて読み終えました!
どの作品が受賞作になるか、予想しているところです。

そして2024年、早くも上半期が終わってしまいました。早すぎる。
大体毎年、7月8月は暑くて読書が進まない傾向にあるのですが、今年は結構いい感じの下半期滑り出しです。

読了本

  • 『地雷グリコ』 青崎有吾
    めちゃくちゃ面白かったです!
    小川哲さんの『君のクイズ』や阿津川辰海さんの『午後のチャイムが鳴るまでは』に似たテイストの、青春×頭脳バトル小説でした。
    似たような内容の漫画が既に存在する事から、文学賞の受賞には賛否あるらしいのですが、前述のように小説界隈でもひとつのジャンルとして成り立っているから問題ないのでは?と私は思いますし、今回の直木賞候補作品の中ではダントツでわくわく出来た作品だったので、是非受賞作に選ばれて欲しいです。
    欲を言えば、本書のメインテーマとして『人生戦略』をもう少し深掘って欲しかったかな?

  • 『科捜研の砦』 岩井圭也
    読みながら、これはシリーズ化されそうだなと思っていたら、既に刊行されている『最後の鑑定人』の前日譚だと後から知りました。
    前情報ゼロで読みましたが、面白かったです。
    4編の連作短編のうち最後の話は、数ページ読んだところで犯人がわかってしまったのですが、その事を喜ぶべきか残念がるべきか…。
    科学は嘘をつかないというスローガンの元、働きまくり、どんどん謎を解いていくワーカホリック夫婦、突き抜けていて素敵でした。
    2人の出会いは紹介されていたけれど、結局なぜ結婚したのか経緯がイマイチはっきりわからなかったのが少し残念だったかな。

  • 『万葉と沙羅』 中江有里
    『人生で出会える人、出合える本は限られているんだよ』という言葉が心に残りました。
    中江有里さんの書いた本は初めて読みましたが、読みやすい文章であっという間に読了。
    主な舞台のひとつに古本屋さんがあり、様々な本が紹介されています。
    本好きには刺さる物語だとは思うのですが、全体的に少し薄味に感じたのは、ストーリーに起伏が少なかったからでしょうか。
    宮本輝さんの青春小説『青が散る』が気になりましたので、近いうちに読んでみようと思います。

  • 『特捜部Q Pからのメッセージ 下』 ユッシ・エーズラ・オールスン
    1作目の『檻の中の女』の方がドキドキ度は高かったように思うけれど、2作目の『キジ殺し』より断然面白かったです。
    1通のボトルメールから始まる未解決事件と現在進行形の事件が交差する瞬間、面白過ぎるカーチェイスと、ボート小屋でのクライマックス、見どころ満載でした。
    今回もアサドが大活躍、ローセはよくわからない事になっていて、ハーディーは今後どうなるのか?気になります。
    せっかくだから宗教について深掘りして欲しかったけれど、デンマークでは移民もいたりして宗教は多様だろうから、小説では扱いづらいテーマなのでしょうか。

  • 『死んだ山田と教室』 金子玲介
    これまでになかったような設定が面白いし、男子校ノリもとても良く表現されていて、映像化もされた漫画『セトウツミ』(共学だけど)みたいな雰囲気があって、前半はすごく楽しめました。
    後半に入って、ちょっと待ってこれをどうやって終わらせる気だろうという不穏な予感が…。案の定というか、ややグダグダな印象の終わり方だったのが、少し残念だったかも。
    ミステリー要素を入れて、もう一捻り欲しかったですね。
    ただ、文章がとても読みやすくて、クスッと笑えるので、普段小説をあまり読まないという方にもオススメしやすい一冊だと思いました。

読んでいる本

  • 『ネヴァー・ゲーム (上)』 ジェフリー・ディーヴァー  (40%)
    翻訳が読みやすいので、順調に読み進めています。

  • 『無縁老人』 石井光太 (40%)
    気が滅入るテーマの本ですが、こちらも順調に読んでいます。

  • 『源氏物語5』 紫式部 角田光代訳 (20%)
    『若菜 上』の途中です。女三宮が登場。
    光源氏、また結婚するのね…

  • 『水底フェスタ』 辻村深月 (20%)
    辻村深月作品を全部読むプロジェクト進行中です。

  • 『特捜部Q カルテ番号64 上』 ユッシ・エーズラ・オールスン Audibleにて読書中
    特捜部Qシリーズ4作目。まだまだ序盤。
    特捜部のメンバーは変わっていないみたいです。

図書館から借りた本

  • 『愛する源氏物語』 俵万智
    源氏物語の参考書として、借りてきました。

  • 『追想五断章』 米澤穂信
    YouTubeで紹介されていて面白そうだったので借りてきた本です。

ちなみに上の動画では、『死んだ山田と教室』も紹介されていました。

スタバのこと

【限定店舗】 ピーチパンナコッタ&アールグレイフラペチーノ

7月3日から販売開始、スターバックス ティー&カフェ店舗限定の、ピーチパンナコッタ&アールグレイフラペチーノを飲んできました!

写真では、底のピーチとアールグレイのコントラストが可愛い色合いになっていますが…
実物は、ほぼ茶色。あんまり可愛くなかったです(作る店員さんによるのかも)。
お味は、パンナコッタの食感と風味の主張があって、スタバの割には甘さ控えめでした!

限定店舗でしか飲めないのが残念ですが…
もっとティー&カフェ店舗が増えて欲しいです!

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