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ウルグアイの「世界一長いカーニバル」はまだまだ続く(後編)

前回の続き。

世界一長いカーニバルにとって最大の見どころは「Desfile de llamadas」。
ウルグアイの民族音楽「カンドンベ」の力強い響きに合わせたダンスで通りをパレードする。
祇園祭でいえば山鉾巡行みたいなものか?ちょっと違うな。

ウルグアイ人「Desfile de llamadas」に熱狂

2024年は2月9日(金)と10(土)に開催…のはずが悪天候で10日の分は11日に延期。
私は9日に行った。

会場となる通りの周辺からたくさんの人がいて、雰囲気が盛り上がる。
通りの両側に有料の観覧席もある。

建物の上にもビッシリ人が

llamadasはチームごとにパレードを行う。1つが通り過ぎても、すぐ次がやってくる。(以下、いろんなチームを取り混ぜて紹介)

チームの先頭にはたくさんの巨大な旗。

デカい

実際間近で見ると、この旗だけで沿道はテンション爆上がり。
ブンブン振り回してるの、結構体力要りそうだ。

旗に続いては華やかな衣装のお姉さま軍団。

踊りは脚と腰と腕の動きがかなり複雑。
観客は熱狂(動画参照)。

お姉さま軍団に続いては、お父ちゃん&お母ちゃん軍団。

コミカルだけど、ベテランらしい円熟の踊り。

お父ちゃん世代の私としては、
「このお母ちゃん達も、昔はお姉さま軍団だったのかなぁ」
と、しみじみ。

ベテランの風格

曲芸っぽい人もいる。

そして主役級のダンサーの後にやってくるのが、
個人的にはllamadasの主役だと思う、タンボール(太鼓)軍団。

ブラジルのサンバのような鳴り物は一切ない。
あるのは三種類のタンボールのみ。

大きな太鼓の低音がズンズン身体に響いてくる。
メッチャかっこいい。

「カンドンベ」はアフリカから連れてこられた黒人奴隷が持ち込んだリズムと踊りがルーツになっている。
ブラジルなどに比べるとウルグアイのアフリカ系の比率は決して多くないと思うが、カンドンベの魂のリズム、踊りはウルグアイ人の魂に刻み込まれているようだ。

沿道にいた男の子。
型から小さなタンボールを下げて、パレードに合わせて叩いていた。

こうやってウルグアイ人の魂は受け継がれるんだろう。

ちなみにこのllamadasにも「Yambo Kenia」は出場。
合気道の道場の会員さんがまたもや「センセー!」と声をかけてくれましたので、慌てて動画を撮りました…
合気道の平常心はどこへやら…慌ててます(^^)

でも、うれしかったです(^^)

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