アクセサリーで人生が変わるって本当か

以前、こんな話を聞いたことがある。
「アクセサリーを身につければなりたい自分になれる」

・・・なんかの宗教家とも思う話だが、なんてことはなく、例えば「ダイヤが似合う女になりたい」「この真珠のネックレスと釣り合いが取れる人になりたい」と思ったら、そのアクセサリーを常に身につける。すると、もっと見た目が素敵な人間にならなきゃ、心身ともに美しくあらねば、と無意識的に考えるようになり、気づけば理想の自分になっている、ということなのだそうだ。

ミイラ取りがミイラになるの逆バージョン?
仔細はよく覚えていないのだが、そんな興味深い話があるというのだ。

実は最近、パソコン作業をする時にアクセサリーを身につけている。
・・・とはいってもルビーや真珠などという高価なものではなく、自作のものだ。ちょっと意匠をこらしたレジンをリング台に取り付けた指輪。なんかそこら辺の屋台で景品で出てきそうな、そんなチープなものである。
せっかく作ったのに身につけないともったいないから・・・という理由でつけ始めただけなのだが、なんだか指輪をつけてみると人生が明るく見えるマジックにかかってしまった。
ちょっと前まで、何かあればすぐネズミみたいキーキー騒いでいたことがどうでもよくなったし、ちょっと運動でもしてみようか・・・と、ほこりを被っていたフィットボクシングを引っ張り出した。さらには会社帰りにちょっと寄り道でもしてみようかという気分にもなった(それまでは速攻帰宅していた。疲れるし)

まさかこの指輪ひとつで・・・?と謎なところはあるが、とにかく日々の生活がちょっと楽しくなったことは確かだ。

「アクセサリーを身につければなりたい自分になれる」
最初はトンデモ論だと思って疑わなかったが、案外人間の無意識に影響をもたらす革新的な自己研鑽方法なのかもしれない。
今度はド派手なレジン作品でも作ってトロピカル〜ジュな気分になってみようかしら。


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