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散歩で見つける新しい発見

リタイア後の男友達と話をすると、一様に時間があり、暇を持て余すと言う。

趣味が無い、あるいは見つからないと言い、濡れ落ち葉状態になる。

「せっかく自由な時間があるのだから、奥さんと旅行でも行ったら?」と言うと、「年金生活で贅沢は出来ない。」と言う。

この手の人は残された時間をどの様に過ごすのだろうか?

小生は天気が良く時間が有れば散歩をする。歩くのは得意で無いが、高齢者は足から衰えるので、健康維持、自分のために歩くのだ。

上野あたりは散歩コースで、ちょうど良い距離だ。

天気が良ければ自宅から上野台地に登り、谷中墓地を抜け千住桜木、芸大前を通り国立博物館前に抜ける。途中の森で鳥の声に耳を澄ませ、噴水広場で一休み。

遠足に来た子供たちの歓声を聞きながら時を過ごす。

そして新しい発見、上野に古墳があるのだ。何度も来ているのに知らなかった。

摺鉢山古墳と言い、全長約70M前方後円墳で、約1500年前頃に築かれたらしい。大化改新以前に上野に人が住んでいたのだ。

大昔は上野山を降れば海だったのか?

遠い昔に想いを馳せ、不忍池辨天堂に降りて行く。

池を右回りするか左回りするか悩む。右と左回りでは見える景色が違うからだ。今日は左回りで不忍通りに出よう。

7月になれば蓮の花が咲く。桜で賑わう季節より、蓮の花咲く季節が美しく好きである。

池の周りでは多くの人々がベンチに座っている。語らう恋人?昼寝をする人、

人生に疲れた様な人、はたまた行くあても無く、日が暮れるまで居る老人。

様々な人、人生がそこにある。

※ 摺鉢山古墳いついては、台東区のホームページをご覧ください。


一輪の蓮の花

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