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いつも私を励ましてくれるもの


初めましての方も、そうでない方も
ここにたどり着いて出会ってくださった方に
感謝申し上げます。

もしかしたら、私の人生で上手くいかなかった事も
誰かの人生の生きるヒントになったり
読んでくださった方が自分のこれまでを
振り返るきっかけになるかもしれないと思い

今まで誰にも話して来なかった私の過去を
お話しようと思います。

  1. 絵ばかり描いてた思春期の頃

高校生の頃の絵。ジュリアナ扇子が時代を感じますね。

私は、幼少期から絵ばかり描いているような子でした。
漫画を読むことで漢字や言葉を憶えたので
国語の成績だけは良かったんです。

小3から自分で漫画を描き始め
何だかよく分からないのにラブストーリーを描き

高校生になるとろくに授業も聞かず
教科書を立てて隠しながら漫画を描いていましたが

まさか自分が教師になるなんて
教壇に上がると後ろの席まで生徒が何をしているのか
全部丸見えだなんて
その時は考えもしませんでした。


高校生で自費出版で漫画本を作るようになり
友達と一緒にコミケで販売するようになっていました。

何回かコミケに参加していると
本を買って読んでくれた女の子から貰ったのは
生まれて初めてのファンレター!
とても嬉しかったのを覚えています。

でも100冊作っても毎回15冊くらいしか売れないのです。
当時印刷代は100冊10万円くらいのお値段でした。

小さい頃からのお小遣いの貯金をすべて使い果たしてしまい
あぁ、私この商売向いてない、
もう漫画描きたくない、と
あっさり絵を描くのを諦めてしまったのです。。。



2.ネイリストへの道

ネイリストをしていた頃の私の手です

18歳でアパレルに就職しました。

そこで出会った人とお付き合いして
その人の転勤を追いかける形で一緒に暮らし始め
幸せだったのも束の間

たったの3年でお別れしてしまい
地元に戻り何か手に職をつけようと探していた矢先

『ネイルアート』の世界に出会いました。
働きながらネイルスクールに通い
かけもちでバイトをしながら学費を完済しました。

友達の手を借りて練習の日々
みんなに応援されて
ネイルスクール講師の資格を取ることができました!

サロンワークをこなしながら
各地のネイルスクールに出張して
生徒に教える忙しい日々が始まりました。

帰りは毎日終電、次の日は早朝から。

出張帰りの新幹線の中で
筆記試験の採点をしていました。

生徒達に答案用紙の裏に
授業の感想を書いてもらっていました。

「授業わかりやすかった」
「先生優しくて大好き!」

生徒からの言葉が励みになって
頑張ろう!と思えました。



3.人生の転機

忙しい日々の中
ある日車で事故を起こしてしまいました。

幸いケガもなくムチウチだけで済んだのですが
忙しさにかまけて
まったく病院にも行きませんでした。

それから2年が経ったある日
突然事故の後遺症が出ます。

手がしびれて色んな物を落とすようになって
カバンも持ち上げられません。

まさか後遺症が出るなんて思ってもみなかったので
何が起こったのかまったく分かりませんでした。

診断は『頚椎(けいつい)椎間板ヘルニア』でした。

首の神経が圧迫されて手がしびれます。
腰もしびれて2ヶ月寝たきり状態。

良くなるのに2年もかかってしまい
その間に講師を退職、自分のネイルサロンも閉店。
30歳の頃でした。

4.久しぶりに絵を描くことを再開

左が写真、右が油絵です。

首の調子ですが
今でも長時間下を向く作業はできません。

マニキュアの成分のアレルギーも出てしまい
ネイリストとしての復帰はもう難しいでしょう。

その頃の私を支えてくれたのは
保護犬の存在です。

ダックスフンドを引き取って11年間
私を癒してくれました。

最初は人間に対して警戒心が強く
なかなか心を開いてくれなかったのですが

一度甘えてくれるようになると
天使のように可愛くて

最後お別れがとても悲しかったんです。

その子が虹の橋を渡る前に
何か残しておきたいと思い

その子の絵を描くために
油絵を習いに行きました。

18歳で絵を辞めて以来
22年ぶりに描くことになったのですが

不思議なもので手は覚えているのですね。
とても楽しく時が経つのも忘れるくらい
集中して描けました。

今でもその犬の絵を大事に飾っています。
まるでそこで生きているかのように
私を励まし続けてくれるのです。

人生はまだこれからです。
一つの目標や夢が終わると
また次の目標が見つかるものです。

現在はイラストの販売に向けて
日々トレーニングの日々です。。。

まだまだこれから頑張ります。
最後までお読みいただき
本当にありがとうございます!






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