ゼロのあじ こうして俺は"友達"と出逢った
2022年4月23日。
ルヴァン杯柏レイソル戦を観戦するために大谷地へと降り立ったのであった。
例年と比べて遥かに多くの積雪を記録したせいか、4月下旬だというのに雪が残る道を歩き試合会場へ到着。
まず最初に厚別の会場に出店しているスタグル、通称「厚メシ」を買うために並ぶ。
カレーパンの店に。
そりゃそうだ。まずは事前に調べていてずっとコンサドーレ関連で名前を見かけていたカレーパン屋に並ぶのは普通だろと。
実際、同じ考えの人が前後合わせて軽く100人以上は並んでた。
さて、上のツイートにいいねが3つついているのが見えると思う。
その3つのいいねの内訳
1、その並んでるカレーパン屋のアカウント
2、長年の知り合いのアカウント
3、どうやらザンギ屋らしきアカウント
ん、ザンギ屋?
ぴ・・・ピロザンギ???なんだこれ?
冷静になり、北海道コンサドーレ札幌公式ホームページを確認。
https://www.consadole-sapporo.jp/news/2022/04/7223/
『アカウントこそ一致してはいなかったが、「ピロ」の文字が一致してる時点で間違いないな。と言うか、これカラオケ屋なの???』
スタグル一覧の中で違和感を放つカラオケピロスの文字。
ちなみに「ピロス」と言う言葉はギリシャ語で「友達」を意味するそうだ。
このいいね通知を見たとき思ったこと。
「あーそうか、きっとコイツら暇なんだ」
このいいねが後に運命を激変させることになるとは、当時の俺には全く予測できなかった。
カレーパン購入後、暇してるんだと思って仕方ねえから並んでやるかと考えキッチンカーの場所に向かうことに。
騙された。
結構並んでやがった。
このツイートについたいいねが3つ
即日相互フォロー
これが後日大きな意味を持つわけだが、それも今は置いておく。
並んだ末にピロザンギ購入。
大谷地駅にいたときの青空は何だったんだと思うほどに強風吹き荒れる中、カレーパンとともにザンギを食べる。
「カラオケ屋の作ったザンギなの?うまいんですけど」と言う印象を持った。
その後、試合が始まるにつれ強風どころか低温と小雨というおまけがついてきてしまう。
正直言って試合観戦どころじゃねえってレベルだった。
辛い食べ物を摂取してなければヤバかったくらいに。
その後、試合は先制したもののアディショナルタイムに2点を失い逆転負け。
大谷地駅までの足取りが重かった。
帰宅後1日を振り返った時の感想
「いやいろんな意味でしんどい観戦だった。でもザンギうまかったなー。」
なぜかピロザンギの印象が強く残った。
「あー、新札幌にあるカラオケ屋でキッチンカー出してるんだ。また機会があれば買ってみよう。あとゴールデンウィークにも試合見に行くかー。」
この「機会」と言うものは、意外な形で突然やってくるのであった。(続く)
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