『はっぴー、会社作るってよ②』
子どもたちに「楽しく」「明るい」未来を!
教室オープンを迎えるまで、工事を担当してくださった「エイチアンドエス」さんと「ビッグアイ」さんには、『ECCジュニアを作っているってことは、わからないようにしてもらえますか?』とお願いしました。快くテナント一面にブルーシートを張っていただき、集会室に来ていた生徒さんたちから、「ねえねえ、パティオス18番街になんか新しいお店作っているの知ってる?」「コンビニだといいなあ!」なんて声を聞くたびに、ニンマリとしていました。『来週からレッスンは新しい教室で始めるよ!』というお手紙を、200名余りの生徒さんに郵送する作業を夜な夜なしていましたが、この作業はなんとも楽しいものでした。封筒1枚1枚に教室印をスタンプ。一人一人に住所を書いて。大変だ!なんて思いもしなかったです。
月謝を集めること、お手紙を渡すこと、宿題の採点から保護者さまとの面談まで。やることは数えたらキリがありません。が、自分は本当にこの仕事が好きなんだなあ、と思っています。これは今も昔も変わらない気持ちの一つ。そして、絶えず生徒さんを楽しませることも忘れません。
「先生は常にエンターテイナーであれ。」
いつもの集会室から新しいテナント教室までの道のりを描いた地図の入ったお手紙が届いた頃、教室のブルーシートが外されました。正面のドアにECCジュニアのロゴマークと自分の教室名「幕張ベイタウン教室」の文字が見えた時は、すごく嬉しかったのを覚えています。これで、時間や曜日を気にしないで、好きなことが自由にできるんだ!と思いました。やりたいこと、やってみたいことが頭の中にポンポンと浮かんできていました。
さあ、オープンです。教室ホールの壁一面に、当時の生徒さんひとりひとりの写真を貼り付け、「Welcome to ECC Junior BS Makuhari Baytown Classroom」とメッセージを書きました。
外には、施工業者の皆さんが作ってくれた大きな掲示板。そこに、「エイチアンドエス」さんがオープンの記念にとペーパーアートの大きお花を飾ってくださいました。「エイチアンドエス」社長の清水さんにはもうずっとお世話になっておりますが、女性ならではの心遣いがあり、自分と共感することも多く、一緒に今でも楽しくお仕事させていただいております。
生徒さんが扉を開けて入ってこられました。みんなのキラキラした笑顔は忘れられません。最初のレッスンは小学校1・2年生だったかな?と記憶しています。新しい机、新しい椅子、先生はいつも通りだけれども、この1週間はお祭りのような7日間でした。
路面に教室があると言うことは、それだけで視認性が上がります。飛び込みでお問い合わせをいただいたり、入学を希望される生徒さんはこの年に飛躍的に増えていきました。Grace先生は、教室が毎日安全にレッスンを終えることができるように、事務の仕事を一手に引き受けてくれていました。「先生が私1人では手一杯だ。」そう感じたテナント1年目、新しい先生を雇うことを視野に動いてみることにしました。もちろん、先生を雇って教室を大きくしていこうと考えていましたし!
テナントオープンの2年前、新しくECCジュニアの先生になりたい方たちに向けて話をしてもらいたい、と本部のスタッフに頼まれたことがありました。7、8人の参加者に向けて自分の経験などをお話しさせてもらった後、その中にいた1人の女性に「個人的にお話を聞いてもらっても良いですか?」と声をかけられました。髪の毛をきゅっとひとつに結んだ、快活な中に上品さのある素敵なかたでした。海外で生活された経験を生かしてECCの先生をやってみたいと話してくれました。その方こそ、のちに教室の副講師となるJoy先生です。Joy先生は、私の話にとても感動し、どうしたらそのような気持ちで楽しく働けるのか?と私にたくさん質問してくれました。その後、Joy先生がご自分の教室をオープンされたと聞き、「お役に立てて良かった!」と思いました。
自分の教室の副講師を探したい、でもどうやって見つけたらいいのかな?できれば即戦力になる人がいいな。そんなことを思っていたら、Joy先生がご自身の教室を閉鎖するというお話を聞きました。「これは、もしかしたらチャンスかも!」すぐにJoy先生にご連絡をして、「ここで働いてみませんか?」とお誘いをさせていただきました。先生は二つ返事でOKしてくれました。2016年、Joy先生と私、2人の先生体制で前年よりも100名の生徒さんを増やし、テナント2年目を迎えたのでした。
つづく。
これは、今この教室に通ってくださっている生徒さん、そしてその保護者さんに伝えたい、私のストーリーです。
どんなストーリーなの?
その、タイトルってどういうこと?
忙しい日々のなかで、ちょっとだけ、私のストーリーにお付き合いいただけだらうれしいです。
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