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『はっぴー、会社作るってよ⑥』

子どもにも、大人にも「楽しく」「明るい」未来を!



 怒られてしまうことを極力避ける、そんな風に育ってきた私ですので、人に怒ったり、もちろん怒られたりすることは苦手です。加えて、「自分さえ我慢すれば」という考えかたを繰り返していたためか、言いたいことをはっきりと言えない性格でした。

 例えば、

「わからないことを、わからないと言えない。」

「(食べものなどが)嫌いなのに、好きといってしまう。」

「(自分がやってきたことなのに)他の人に最後の手柄を譲ってしまう。」


 こんな性格が、のちのち自分を苦しめることになるとは・・・。


 そんなネガティブな気持ちをいつも抱えていたわけではありません。黙っていても、騒いでいても、毎日生徒さんは元気に教室に来られます。もちろんレッスンの時には「全力はっぴー」。ちょっと不思議ですが、教室に入ると頭のてっぺんに「はっぴー降臨!!」みたいな感覚になるんです。これはなんでしょうね。レッスンスタート共になんかの化学反応?みたいなのが身体の中に感覚として広がるのかな。「よっし、今日もやるぞ!」みたいな。みなさん、きっとあるんだろうと思います、何かを始める前って。

 2018年の秋は、教室にとって印象深い年でした。この時に担当になってくださったスタッフさんは、これまでのどのスタッフさんよりも「数字」に注目し、また私の「弱い部分」にグサリグサリと遠慮なしに土足で踏み込んでくるような人でした(ヒドイ言われようですね、滝口サン!笑)。この方との仕事が、私の意識を変えてくれたのです。この年から4年間、コロナという未曾有の大混乱がありましたが、生徒数が減るどころか増えていったのは滝口さんの根気良い指導とサポートがあったおかげと信じています。

 「まじ、あめーん(甘い)だよな。」「それで満足だと思ってんの?」

 自分の詰めの甘さをいつも突っ込んでくれる、そして言い難いことや厳しいことも遠慮なく伝えてくれる、貴重なスタッフさんです。このような人は、人生のうちで本当にありがたい存在です。最初は「最悪の第一印象」でしたが、今は本当に尊敬する、大好きなスタッフさんの1人です。

 この年、ECCジュニアは「トップ10サミット」というイベントを開催。ECCジュニアは全国に1万以上の教室があるのですが、どこの教室が何人いて、どのくらいの規模で・・・ということはオープンになっていなかったのです。自分の教室の立ち位置がどこにあるか?というのもわかりませんでした。初めて、自分の教室が全国2位の規模である、ということを知りました。「トップ10サミット」で出会った上位10教室の先生は、この年から良きライバルで良き仲間になり今でもお互いに悩みなどをシェアしています。この年全国1位だった愛知県の高浜向山教室の杉浦先生は私の尊敬する先生のお一人です。

 またこの年、「英語」と「運動会」を組み合わせた「えいごりんピック」という大きなイベントも開催しました。約110名の生徒さんとそのお友達が参加してくれたこのイベントも、忘れられません。「生徒さんを楽しませたい!」というゴールに向かって、教室の先生たちや大学生と高校生、そして千葉のECCジュニア教室の先生がたが4名と、高浜向山教室の杉浦先生までがヘルプに来てくださいました。ECCジュニアの先生は熱い先生が本当に多く、ご自分の生徒でない子たちともすぐに仲良くなってしまう天才も多いです。教室の先生たちのチームワークもこのイベントの成功に欠かせないものでした。みなさんの協力のもと、大きなイベントが無事終了して本当に幸せでした。

 この次の年、私たちは新型コロナウィルスという、大きな大きな壁を乗り越えなくてはならなくなるのです。


  つづく。

滝口さん
イベント盛り上がりました
えいごリンピック
全国トップ10の先生と。

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