「82年生まれキム・ジヨン」
昨年11月に日本語で出版され、書店の目立つところに山積みになっているこの本。
韓国で出版され、広く共感された。
’第三次韓流ブーム’と言われる今だからこの本が売れるのか。
この小説の舞台は韓国社会である。日本社会と異なるところもある。しかし、日本社会で生きる女性として、どこかキム・ジヨンにキム・ジヨンのお母さんやおばあさんのエピソードが、自分や自分の周囲の女性達の体験談を思い出させる。`うん。こういうことあるある。`と思わず共感してしまう小説なのである。
読み終わって、なぜ書店の目立つところで山積みになっているのか、よくわかった。多くの共感を呼んでいるからだ。
書店の山積みの「82年生まれキムジヨン」は、静かにこの本を読みながら頷いている人達の数を示しているのではないだろうか。
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