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変えられないものを変えようとしない

悩んだら、相手を変えるより自分を変えた方が早い。
そんな言葉を耳にして、相手や周囲に期待はせず、自分を変えるように努力してきた。

それを意識し始めたころは、ちょっと変われたなって実感した。
けれど、伸びしろって無限ではない!
変わりたい・変えたいと思っても、変えられないこともある。

新卒で入社した会社を2年もしないで退職し、アルバイトとして過ごした。
30歳目前でバイトから社員になり、今度はアルバイトさんに指示を出す立場になった。
指示を出すことは初めてだったので、戸惑い悩んだ。
色んな本を読み勉強して、進化した。
今思えば、あの頃が1番伸び代があった。

それ以降はそこまで伸びない。
進化しようとしても、受け入れられない事が増えた。
年齢と共に変えられない事が増えてきた気がする。


コミュニケーションに優れた夫に、人間関係の悩みを打ち明けるうちに、自分のコミュニケーション能力はこのままでいいのか?と焦りを感じた。

また本を読んで、進化を試みる。
が、しかし。。。
まったく受け入れられない。

雑談が苦手なので、スムーズに雑談できるように読書してみたけれど、私の認識が間違っていたようだ。

『雑談が苦手』ではなく『雑談を好まない』という結論に辿り着いた。

雑談をするには、相手に興味をもつ、相手の立場で考える、相手の好みを考える、など相手主体で表面のことではなく内面を見抜く事が必要。
本を読んでそう感じた。
しかしわたしは、そもそも相手にそこまで興味を持てない。
なので、話を広げる事ができない。

相手『わたし、この服が好きなんです。』
私『そーなんですか。』
以上。

自分と相手の好みが合うなら、どこで買ったの?色違いはあるの?など、自然と質問が浮かぶ。
合わないと質問も浮かばず、愛想笑いで終わってしまう。

これを良くないと言う人もいると思う。
だけど、こればっかりは変えられない部分みたい。
コミュニケーションが得意な人に相談したり、本を読んで進化を試みたけど、人にはどうしても変えられない部分がある。

むしろ変えようとしたら、負荷がかかるし理解ができなくて動けなかった。
だったら、変えようとしないくていい!
これも私の個性だ!と開き直ってみる。

こんな私でも慕ってくれる人はいるし、友達もいる。
なにより一緒に生きてくれる伴侶もいる。
こんな私でも1人にならずにいられる。

変えられないものを変えようとしない。
ドラマにでてきたこのフレーズ。
受け入れることの大切さを学んだ。

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