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縁起が良い神草 桔梗のかしこい生存戦略

以前も桔梗について書きました。
五芒星のような青紫色の5cm程の大きな花は畑でもとても目立ちます。
最近、届いた養命酒の養命酒だよりの中の生薬小話で桔梗が出ていたので、桔梗を思い出しました。

畑を手放したので、桔梗までは引っ越しできませんでした。
大切に育ててきたので、悲しく残念に思っていた時の桔梗の記事に新天地でも桔梗をまた植えよう!と励まされました。
全ては神ははからい!

養命酒製造株式会社から季節ごとに発行され、季刊誌、養命酒だよりは、季節ごとの養生の知恵などが載っててためになり、生薬や植物好きな方には、とても楽しめると思います。

以前も書いたのですが、養命酒についてくるハガキで希望すると、送られてきます。
とても、ありがたいです。

和ハーブについて知りたい方もおすすめです。ありがたいですよ。

桔梗は根に咳を鎮めたり、痰を除去する働きをもつ、キキョウサポニンという薬効成分が含まれ、古くから肺の漢方や生薬として活用されてきたそうです。

桔梗は漢字の左側の木偏を取ると「吉更」となり、吉が更にあるので縁起が良い花とされてきました。また、桔梗は別名、岡止々支(オカトトキ)といわれ、岡止々支とは「岡に咲く神草」という意味で、縁起の良い花として知られています。

蕾は花びらがつながって丸っと膨らんだ風船のような形をしています。蕾が弾けるように5弁に裂けて星形に広がり開く様が、夢や思いがふくらみ、やがて美しく花開く未来を連想させてくれるので、開運の花だと私は思い、気に入っています。

桔梗は一つの株に複数の花をつけますが、一斉に咲かず、タイミングをずらして咲きます。
それは、同じ株の中での自家受粉を避けて遺伝子を多様化させて生命として長く存続するために開花を調整して咲く生命存続の桔梗の生存戦略だと考えられているそうです。

そんな桔梗の生命の存続が私たちの健康にもつながっていると思うとありがたい戦略ですね。また、開花をずらして咲く事で、長く花を楽しめ、目にも喜びを長く与えてくれますし、つくづくありがたい事です。

しかし、残念ながら現代では野生の自生の桔梗の株は減少し、1991年から整備された日本レッドデータでは、絶滅危惧種Ⅱ類(VU)に指定されているそうです。

私たちに生薬として、目を喜ばせてくれる心の栄養として咲いてくれる桔梗。
野生の桔梗をどうにか守っていきたいと思いました。

桔梗の戦略と
自然の恵みに
感謝♾合掌

参考元 養命酒だより生薬小話より

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