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超一流でもモチベーションに左右される

皆さま、こんにちは!

合同会社ハピオブ(HPリニューアルしました♪)の広報スタッフYです。

ここ数日の寒さはかなり厳しいですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
広報スタッフYの家はいたるところで水道管が凍って大変でした…。

さて、今週もハピオブ公式noteをご覧いただきありがとうございます!
ハピオブ公式noteでは、毎週書籍の紹介や会社の日常を発信しています。
先週の記事はこちら

今週の書籍

今週の書籍は、麻野耕司氏の『THE TEAM5つの法則』です。
人間が一人でできることは限られているため、この世に存在するすべての人間は他者と協働することで「自分一人ではできない何か」に取り組んでいます。そこで、この書籍では、幼い子供から高齢者まで、老若男女が関わる「チーム」について、理論的かつ体系的な「法則」で科学的に解き明かしていきます。本の構成は、Aim(目標設定)、Boarding(人員選定)、Communication(意思疎通)、Decision(意思決定)、Engagement(共感創造)の5つの法則でできています。
今回の記事では、第5章のEngagement(共感創造)を紹介していきます。

麻野耕司氏について

モチベーションエンジニア
株式会社リンクアンドモチベーション取締役
株式会社ヴォーカーズ取締役副社長
1979年兵庫県生まれ。2003年慶応義塾大学法学部卒業後、株式会社リンクアンドモチベーション入社。2013年、成長ベンチャー企業向け投資事業立ち上げ。2016年国内初の組織改善クラウド「モチベーションクラウド」立ち上げ。国内HRTechの牽引役として注目を集める。2018年同社取締役に就任。同年株式会社ヴォーカーズ取締役副社長を兼任。国内最大級のクチコミサイト「Vorkers」を展開。

Engagement(共感創造)

人事の関連用語では、チームに貢献しようとするモチベーションを、他のモチベーションと区別する意味合いもあり、「Engagement=エンゲージメント」と呼んでいます。

超一流でもモチベーションに左右される

「一流のプロフェッショナルならば、いつでも高いモチベーションで臨むべきだ」という主張もありますが、人間は機械ではないので精神的、肉体的、金銭的などが不利になった場合モチベーションは下がります。人間にモチベーションがないというのはあり得ないのです。
つまり、すべてのチームメンバーがモチベーションに左右されるという事になります。

モチベーションを科学する~気合で人は動かない~

「メンバーのモチベーションを高めるためにはリーダーが情熱的に語りかけることが大切だ」というような内容はよく聞きますがこれはチームメンバーのモチベーションに関する誤解の1つです。

ではメンバーのチームに対するモチベーションを高めるにはどうすればよいのでしょうか?
ここでは、エンゲージメントを高めるための4Pが挙げられます。

Philosophy(理念・方針)
Profession(活動・成長)
People(人材・風土)
Privilege(待遇・特権)

本書では、このエンゲージメントを高めるための4Pの例として大学入学後にサークルを選ぶ場面が紹介されています。

  • サッカーや野球などの他のスポーツよりもバレーボールが好きだからバレーボールサークルに入る場合。→Profession(活動)の魅力にひかれている。

  • 活動は同じバレーボールでも日本一を目指して練習をしているサークルAではなく、和気あいあいと練習しているサークルBを選ぶ場合。→チームのPhilosophy(方針)に魅力を感じている。

  • 同じように和気あいあいと活動するバレーボールサークルの中でも、気が合いそうな先輩たちがいるサークルCを選ぶ場合→People(人材)に基づいて選んでいる。

  • 自分と波長が合いそうな先輩たちがいるバレーボールサークルの中でも、有名企業に送り出した人数が多いサークルDがあり、「就職に有利そうだ」という理由からそのサークルを選んだ場合→Privilege(特権)に影響を受けている。

会社や学校サークルなど、自分が参加するチームを選ぶ際にはこの4Pのいずれかを基に選んでいるはずです。
つまり、チームのエンゲージメントを高めるにはこの4Pの魅力を高める必要があります。

エンゲージメントを生み出す方程式

エンゲージメントは目に見えないので感覚的に思われがちですが、エンゲージメントには方程式があります。

エンゲージメント=報酬・目標の魅力(やりたい)×達成可能性(やれる)×危機感(やるべき)

本書では、この方程式の例として駅伝選手が挙げられています。駅伝選手が道のりが厳しい中でも、チームの勝利に貢献しようとエンゲージメントをたもち、乗り越えられるのには、以下の理由が挙げられます。

  • 駅伝で優勝した後の栄光を思い浮かべる(報酬・目標の魅力)

  • まずは次の1㎞を三分で走ろうと考える(達成可能性)

  • 自分が後れを取ったら他の選手に申し訳が立たない(危機感)

おわりに

今回の記事では、麻野耕司氏の『THE TEAM5つの法則』を紹介しました。
チームのエンゲージメントを高めるには気合などの感覚的なものが必要なイメージでしたが、本書では法則に基づいて論理的に説明されていたので、「チームのエンゲージメントを高める」という行為のハードルが少し下がったように感じました。また、チームのエンゲージメントを高めるためのことだけではなく、「自分がモチベーションを高く活動できるチームを見極めるには、4Pのうちどれに魅力を感じるのか明確にすればよい」というような個人へのアプローチもあったのでこの一冊でとても勉強になりました。
今回の記事では第5章しか紹介できませんでしたが他の章にも有益な情報がたくさん紹介されているので気になった方は是非読んでみてください!


おしらせ

また、弊社では「富山県でイキイキ働く人を1人でも増やしたい」そんな想いから生まれた富山県公式のコミュニティ「Smart Lab TOYAMA」の運営に携わらせていただきます。
「Smart Lab TOYAMA」、略してスマラボとやまに興味がある方はぜひこちらの記事もご覧ください!


合同会社ハピオブについて

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今週もハピオブ公式noteを読んでいただきありがとうございました!

合同会社ハピオブ 広報スタッフY

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