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お金のいらない国3と4

📕お金のいらない国3📕長島龍人

パート3も読みました。
この本のシリーズ大好きでパート4まであるので全部読みたいと思います。

今回のテーマは日本の産業や住宅問題、ゴミ問題、少子化などさまざまなこの国の問題にズバッとメスを入れてます。

「お金のいらない国」というファンタジーな物語かと思いきや、その設定を創って問いかける今のこの地球の在り方を角度を変えて指摘しています。

経済誌や歴史などの分厚い本を読んで何か気づくことがありますか?本当に大切なことがそこに書いてありますか?
この本はたった60ページの中にシンプルで当たり前のことが書いてあります。
その真理に気づくと、今生きている自分の世界に疑問を持ったり考え直したりせずにいられなくなります。

スマホひとつで何でもできるほんっとに便利な世の中です。この地球の中でも治安もいい豊かな日本という国に生まれた私たちは、あまりにも過保護で、そのことにさえ気付かずに、慣れてしまってる。

違う国で誰がどれだけ苦しんでいようが、見て見ぬふりをして流されて生きてる。本当は今の自分にできることがあるのに。

大げさなことではなく「ただ気づくこと」

この本を読めば何かを感じます。
私は本当に出会えてよかったと感謝しています。こんな本が書ける著者を尊敬します。今まで出会った本の中で1番この世界に広めたいです。



📕お金のいらない国4📕長島龍人

このシリーズ4まで全部読みました。
最後の4は泣きました。頭をガツンとやられた感じ。
そして「絶対に忘れない。このことは」そう固く心に決めました。

4冊読んだ感想をまとめると、これは「わーい!お金のいらない国いいね」という単純なものではなく、お金がないことによって、人々の信頼関係だけで成り立つことになる。そうなると不思議と人は人のために仕事をするようになり、お互い助け合うことが当たり前になる。

そして面白かったのが、結婚という概念がなくなる。夫が稼ぐということをしなくていいし、その国にあるのは自由な恋愛のみ。不倫や浮気や離婚といった、ややこしい問題もなく自由。私はこれが1番羨ましかった。

そして子供の教育にお金はいらないから、教育ママもいないし、子供たちは自由に好きなことを学んでいく。だから不登校もいなくなる。。。

というように、お金がないことで、こんなに可能性が広がって自由で、争いや揉め事や悩みのない世界になるの?と目からウロコになる。

そこで考えてしまうのが、今の私たちのこの現実世界で「お金のために」していることについて考えさせられる。
仕事、結婚、教育、、、その他たくさんあるけど、それは本当に大切なことなの?

最後の締めは問いかけで終わる。
その答えは読んで受け取った人の意識が決める。

私はこの本に出会えて本当によかった。
自分にとって大切なものが、確信となって見えてきた✨

作者の伝え方が、優しくて力強くて。
短い文章にこれだけのメッセージをわかりやすく伝えている本は他にない。

素晴らしい良書です。たくさんの人にすすめたい✨✨


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