夜は明けていく

看護師として働いている時は

もっぱら夜型でした

朝8時半から勤務の日もありましたが

交代制ということもあり

時間があってないようなもの

一人暮らしをしている時なんて

夜な夜なグダグダしていましたね

静寂な時間にホッとすると同時に

この世には自分一人しかいないんじゃないかと

錯覚に陥ることもあり

不安で

恐くて

眠れなくなることもありました

何か不安な要素があるわけではなく

ただ心がダークに染まっていくだけ

私なんて

私なんかが

そうやってネガティブな言葉が

脳を心を支配していく

空と同じように

心も暗く落ち込んでいく

自分がちっぽけに思えて

自分が誰からも必要とされていないように思えて

それでも夜が好きだった

静寂を感じる

夜の深みに落ちていく夜が

明けない夜はないと知っているから

こうして今悩んでいたことも

朝になれば忘れられる

朝日が昇れば

また一日が始まることを知っているから

いろんな思いを抱えて人は生きている

生きなければならないから

この世に生を受けた限り

命ある限り

今日も夜は明けていく

素敵な一日が始まる