母の痛みを愛だと思うな
私は幼少期から喘息発作を起こし
いつも母に背中をさすってもらっていました
思春期になるとアトピー性皮膚炎がひどくなり
手指は掻き壊していつも血だらけ
そんな私にいつも母は
可哀想に
お母さんが変わってあげたいくらい
とやさしくさすってくれました
そんなやさしい母に対しても
変わってよ~!!!!!!!
って思う自分がいたのです
日本ではなかなか無痛分娩が浸透しないように
出産には痛みが伴う
子どもがいるということは
それなりの代償が生じるものだという
考え方が一般的だと思います
出産時の痛み
母乳を与えることは
自分の血肉を分け与えるということ
そして時間を奪われる
母になるということは
痛みを伴うのだと無意識に感じるのです
母は痛みを伴うもの
母の痛みが愛だと勘違いしている自分がいたのです
母は自分を体を持って受け止めるもの
母は自分を体を張ってでも止めるもの
母は自分に対して体を張るべき
そんな思いがあったのです
母は痛みを伴う必要はない
母の愛は痛みではない
それは自分の都合なのです
痛みありきなんて
それは愛ではない
そのことに早く気が付きましょう
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