何のために生まれてきた

インスタでひそかに応援していた0歳の赤ちゃんが亡くなった。同じく0歳児の母でもある私は思わず涙が出た。

この子は染色体の異常を持ち、心臓にもいくつか穴が空いた状態で生まれてきた。

ご両親、とくにお母さまは若いけれどとてもしっかりしていて、インスタ越しにも我が子を可愛がっていることがよく伝わってきていた。

0歳で運命と闘うこの赤ちゃんの姿ももちろんだけれど、このお母さまの明るさと優しさにも惹かれて応援していた。

この世に生まれて5ヶ月で亡くなった。お腹にいた期間よりも半分も短い。

何で人は生まれてくるのだろうか、と思わず考えた。

そういえば昔「人は喜ぶために生まれてきた」と言っていた人がいた。

私はその考えに共感している。

ただ人生苦しいこともある。色々あるけれどもそれでもたまに出会う「喜び」を味わいに生まれてきているのかなと、思う。

だから思う。きっと、5ヶ月と他人には短く思える期間でも、この子には、喜びがたくさんあったのだろう。もちろん闘病中は苦しいことがたくさんあったのもいち応援者として見てきた。5ヶ月の期間の100%が喜びだったとは思わないし、あり得ないと思う。

それでも喜びを味わうために生まれてきたのではないか。

愛を注いでくれる両親やその友人、家族、病院の関係者に会い、そのなかでたくさんの喜びを得たんじゃないかな。
そうだといいな、と思う。

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