見出し画像

自分を知る

私は20歳前後の頃、施設やイベントを周るボランティア活動に参加していました。

そこで、ぬいぐるみに入って人と触れ合ったり、ダンスを踊っていました。

ボランティアとは見返りを求めない奉仕活動ですが、私の場合は、人との関わりの中で、自分を振り返り悪い所に気付いたり、改善していくという、自己啓発の一貫で参加していました。

私は中学まで、すごくネガティブ思考で、自分は下を向いて過ごさないといけない。というくらい卑屈な考えを持っていました。

これは友達との人間関係や、家族間の影響が大きかったと思います。

それが高校に上がって、いろんなタイプの人が居て、少し吹っ切れたんです。

限られた友達としか話せない、内弁慶な子でしたが、少し打ち解けるとよー喋るので、
「Tちゃんって面白い子やったんやね。」
「明るい子やったんやね。」
と言われることがありました。

そして社会人になり、この活動をする中で、自分に少しだけ自信が持てたんです。

ぬいぐるみの中って、暑いし、汗臭いし、視野が狭いし、結構大変なんです。

ですが、仲間の中では、「ぬいぐるみに入ること」を取り合いしてました。

外見では私だって分からないから、オーバーリアクリョンで動いたって、恥ずかしくないし、ぬいぐるみがしていると可愛いです。

キャラクターを目立たせたり、ダンスを踊る時は、どんな動きをしたらもっと可愛く見せれるかなど研究していました。

ぬいぐるみに入る時は、誰か1人横に必ず付き添って、ぬいぐるみの腕を引いて、段差あるから気をつけて。とか、人が来たよー。と中の人に教えてあげるんです。

そして、人が近づいてきたら、ぬいぐるみの代わりに、

「こんにちはー。僕○○。仲良くしてねー。」

などと話して、ぬいぐるみの声をしてあげるんです。

ぬいぐるみと付き添い、2人で1人です。
最初は楽しい、面白い、という気持ちばかりでした。

それぞれがどっちもの役の経験があるので、慣れてくると、付き添いはぬいぐるみの中の人がどうして欲しいか考えて動けるし、ぬいぐるみの中の人は付き添いを信頼できるんです。

触れ合い活動の時は手を差し伸べてくれる人が、ダンスの時は観客が、笑顔で楽しんでくれるのも喜びでした。

一緒に活動した仲間と、イベントの達成を喜び合う時も、お互いを認めあい感動の瞬間でした。

ぬいぐるみ活動の中で自信がつき、自分の居場所や生きる価値みたいなものを感じていたと思います。

この活動が終わった後、ぬいぐるみがなくても、初対面の人に話しかけたり、仕事場の研修内のグループディスカッションでも意見が言える自分になっていました。
すごくいい経験をさせてもらったと思っています。


そして随分時が経ち今、NLPを学ぶことで、また自分を知ることへ繋がる活動を始めています。


zoomで通っているNLPスクール「グロウアップ」で、最近、演劇×心理学講座というものが始まりました。

それはzoomではなく、ワーク中心のリアル講座です。

演劇の要素を取り入れた新しい形のワークショップです。
「伝達力を高めたい」
「講師として活躍したい」
という方におすすめの講座です。

グロウアップ講座紹介より抜粋

とありました。

私の中で、もしかしたら、ぬいぐるみ活動で得た気持ちが蘇るかも…?
そして、今習っているNLPの考え方を、もっと体感で落とし込めるのではないかという期待感があります。

また、今まで感じたことのない新しい発見や、新しい自分を知るきっかけに繋がるのではないかという思いもあります。

現時点では広島でのみ開催で、しばらく待機状態なのですが、これから不定期に、演劇×心理学講座についても追いかけていきたいと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?