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父が教えてくれたこと〜レクリエーション〜

私の父はいろんな仕事をしていた。

ある時は、そろばん塾の教師。

ある時は、「スポーツ少年団」という団体の指導員。

ある時は、夜廻先生のような補導員。
(ボランティア)

他いろいろ。

今日はその中の「スポーツ少年団」の指導員をしていた父について話そうと思う。

「スポーツ少年団」という名前の団体があって、それはボーイズ&ガールズ・スカウトのような活動をしていたと記憶している。

キャンプ場で集ったり、地方へ行かせてもらい、野外学習をしていたと思う。

私も小学2年生くらいの時、父に京都へ一緒に連れて行ってもらった記憶がうっすらある。

お寺参りなどをした後、多分団体関連のお宅でお世話になって、そこのお家のおねえちゃんにキティちゃんのミニ道具(鉛筆と定規とハサミなど、二つ折りにコンパクトにして持ち歩けるもの)をプレゼントしてもらい、嬉しかったのを覚えている。

私の父は主にレクリエーションの指導者だった。

私が覚えているのは、スタンツという遊び。

スタンツとは…
元々「即興劇」のことですが、キャンプファイヤー/キャンドルファイヤーでは「寸劇」出し物」の意味で使われています。

Googleより

(インプロみたい…w)

父は、
「鬼のパンツ」
「ブギウギヤンバー」
  ↑オリジナルかもしれない。。
など。

これらの指導がなかなか上手かった。

元々ユーモアがあったので、素で出来たところもあるんじゃないかな〜

私が中学生の時、学校でキャンプファイアーがあり、父が皆の前でスタンツをしてくれたことがあった。

学校に依頼されたのか、自分で立候補したのか、全く知らない。

父は少し力が入って一生懸命するので、一瞬ビックリする。
でも最後は引き込まれている感じ。

ただ、中学生の思春期真っ盛りの女の子。
自分の父が同級生から、クスクス笑われているのが耐えられなかった。

先生方に
「◯◯さん(私)のお父さんってすごいね。」
と言われても、素直に喜べず、心の中では、
(お父さん、恥ずかしいから早く帰ってよ。)
と思うばかりだった。

数年が経ち、私はぬいぐるみのボランティア活動を始めた。

その頃、レクリエーションの先生から、室内で輪になってするゲームの仕方、指導の仕方を少し習ったことがある。

指導者というものは、
・司会・進行
・ゲームの説明
・盛り上げ役
を殆ど1人でしないといけない。

時にはバカになり、参加している人を楽しませる。
たがバカでは出来ない。
全体の雰囲気を見て、盛り下がってないか、ひとりぼっちになってる人はいないか等も気にしてるんだと思う。

そして、自分がもらった持ち時間に収まるようにちゃんと時間の計画を立てて、進行しているんだろう。。

私も大人になって、レクリエーションに携わり、「お父さんって、すごい人だったんだな。」と父を認めることができた。

ちょっとでも恥ずかしいなんて思って、ごめんなさい。

大きな声を張って、前に立って説明したり、ウケを狙って話すのは、結構勇気がいるけど、成り切ると楽しい!

私が今就いているお客様対応の仕事もレクリエーションに似た感覚がある。

それは相手に喜んでもらえると、自分も嬉しいというところ。

これは私の仕事に限らず、対人関係のお仕事の人なら、一度は感じたことのある想いではないだろうか。

この気持ちをずっと感じて行けたら、それが活動の原動力になるんだろうなと思っている。

父もそんな想いで、仕事をしていたのかもしれない。

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