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日本一になるために必要なこと

今回あなたの代わりに読んだ本はこちら

『俺か、俺以外か。ローランドという生き方』ROLANDさん

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ローランドさんのYouTubeにハマっているという同僚から借りました。自分では選ばないジャンルの本ですが、人に勧められた本はとりあえず読んでみるタイプです。新たな世界への扉が開くことがあります。

彼のことはテレビで何度か見たことはあるのですが、ローランドさんがどんな方なのかほとんど前情報なしで読みました。

同じような方のために、ローランドさんの経歴を簡単にご紹介します。

・1992年生まれ。高校まではサッカーに打ち込む。東京都大会の決勝で敗れ全国大会出場を逃し引退。

・周りのすすめもあり、大学へ進学

・即自主退学し、日本一のホストを目指す

・紆余曲折ありながらも、歌舞伎町でナンバーワンホストに。2018年バースデーイベントで6000万円以上売り上げ、歴代最高記録達成。

・ホスト引退後は実業家としてホストクラブオーナー、美容サロンの経営などを行う。


この本はローランドさんがこれまで発してきた「名言」について、自ら解説する形式で書かれています。名言の真意を知ることで、ローランドさんの生きる哲学を知ることができます。

名言ごとに章立てされて読みやすいので、普段本を読まない方にもおすすめです。事実、この本を貸してくれた同僚は、読書が大の苦手なのでご安心を。


名言の紹介ではネタバレになってしまうので、このnoteではローランドさんの生きる哲学から学んだことを、共有したいと思います。


自己愛、強っ。

ローランドさんはとにかく自分が大好き。”ローランド”のことを世界一愛しています。大好きなローランドがローランドらしくあるために、仕事の時だけでなく、私生活においてもローランドらしさを追求し続けています。

具体的な内容は本文に任せますが、近所に行くときもきちっとした格好をする、コンビニへは行かないなど、そのこだわりはかなりストイック。とても真似できないし、真似しようとも思えません。

なぜこれほどまでに自分を磨くのでしょう。それはホストになるときに「日本一になる」と決めたからです。彼にとってストイックな生活は日本一のホスト”ローランド”になるための努力に過ぎません。


金メダリストとローランドさんの共通点

このnoteを書いている今、ちょうど東京オリンピックが開催されています。

本を読んで、日本一のホストになったローランドさんと、金メダリストの共通点を見つけました。

それは金メダルを目指しているということ。

正確な統計ではありませんが、一説によると、現在、日本にはホストが16000人以上いるそうです。単純に考えると頂点になるためのライバルは16000人。かなり大変です。

また全世界におけるテニスの競技人口は約1.1億人いるそうです。男女ほぼ同数だとしてライバルは5500万人。世界一はになることは、もはや奇跡のような確率です。


では、なぜローランドさんや大坂なおみさん(オリンピックでは金メダルを獲れなかった。残念)は、日本一、世界一になれたのでしょうか。それは、日本一・世界一になるための努力をしたからです。

日本一を目指さずに、日本一になった人はいません

世界一を目指さずに、世界一になった人はいません


ホストになるときに、「日本一のホストになる」と決めた人はどれくらいいるでしょう。

テニスを始めたときに「グランドスラムで優勝する」と決めた人はどれくらいいるでしょう。

つまり目標地点を決めた時点でライバルはずっと減ります。16000人のホストのうちで「日本一になる」と決めた人だけが本当のライバルです。どれだけイケメンであっても、目指していない人はその時点で”不戦敗”です。


もちろん、生まれ持った才能や環境も影響します。実際にローランドさんもサッカーでは日本一になれませんでした。

とりあえず食べていくだけの給料を稼ぐための努力と、お店のナンバーワンになるための努力、日本一のホストになるための努力は全く違います。

日本一を争うのは日本一を目指した人だけ。もし日本一を目指すホストが日本に100人いるとしたら、日本一になれる確率は1万6千分の1ではなく100分の1なのです。



金メダルを目指してみるのも良いかも

この本を読み終えて、ふと思ったことです。

何の金メダル?うーん。そこが問題です。

今の僕は何の金メダルも目指していません。しかし、どんなことでも金メダルを目指す自由はあります。金メダルは目指すと決めた時点で、ゴールにかなり近づくことができます。ならば、目指してみてもいいかも。と。


ローランドさんは書いています。

今までたくさんの嘘をついてきた。だけど、自分にだけは嘘をついたことがない

自分に正直に生きるとは、周りが何と言おうと、自分の目標を貫き、やりたいことをすること。

ローランドさんの真似はできないけど、生きる強さを学べる本でした。


立崎直樹

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