読書レポ|福祉の思想 第2回
1968年出版の本だが、2024年に読んでもまったく色あせない普遍的な考えをたくさん知ることができた。
どれだけ経済が発展して、科学が進歩しても、一定の割合でかならず障害児は誕生する。つまり障害児が存在があってはじめて「わたしたちの世界」であり「わたしたちの社会」のすべてなのである。
社会が豊かであるということは、その社会を構成するすべての人に福祉(しあわせ)がいきわたる状態であると、今から50年以上前に著者は述べている。
現代でいえば、高齢者や認知症のある人もそこに含ま