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不妊治療を経て二人目を出産した姉へのサプライズ。

姉に向けて作ったサプライズ映像。
泣いた。

11年間の不妊治療を経て生まれた待望の第一子に続き、まさかの二人目を妊娠した姉。出産直後に「当たり前じゃないから」と全ての人への感謝を口にする姿を見て、初めて姉に泣かされた気がする。

今年のゴールデンウィークの出来事だった。家族みんなが小さな子どもと共に実家に集まり、窓から見える浜松まつりを楽しむ大石家のGW。今年は姉の出産が一大イベントとして控えていた。

なのに今年は帰省できない。新生児に会いに行けない。憎きコロナ。
出産には旦那さんすら立ち会えず、一人寂しく出産を迎えると聞いた。

そこで弟であるわたくし、思い立ったわけです。
サプライズしようと。
コロナ禍のせいで、、と悲しむのではなく、コロナ禍だったからこそのお祝いを実現しようと。

千葉、横浜、浜松、名古屋にいる兄弟やいとこを突然ZOOMで繋いでお祝いするというサプライズ。これはその様子をまとめた映像です。雑誌VIDEO SALON 2020年10月号でも紹介していただきました。

大石家には近い年齢のいとこがたくさんいて、GWやお盆、年始はいつも集まってワイワイしていた。でもそれぞれ結婚し、子どもが出来たり、あまりに大所帯になっちゃったりで、最近は皆が一同に集まるってことがなかなか出来ていない。

長く会えていない従兄弟と兄弟たちが突然zoomに現れて、お祝いを始めるサプライズ。母の日の直後だったので、最後は一輪のカーネーションを一斉に差し出して、その花たちが現場に届く(ような演出)。姉は絶対に喜ぶ。。。。まさにリアル日々の音色。(10年前に話題になったMV)思い立ったときは一人で勝手にワクワクしてました笑。

そこからLINEグループを作成し、予定をあわせてリハーサルをしたり、一輪のカーネーション探しに行ったり。登場の順番は?どういうていで最初に姉とZOOMを繋ぐ?など嫁と議論したり。ZOOMに不慣れな人とは練習もした。人が喜ぶ姿を想像しながら何かを企てるって、とっても豊かな時間だこと。

そしてサプライズ当日。
妊娠ドキュメント映像を作っているという名目で行うインタビューからスタート。
「(二人目の出産は)当たり前じゃないから」という意外な言葉で不意にグッとくる。思いつきで始めたサプライズだったけれど、姉の11年間分の想いを知っていたからこそだったと気がついた。(もちろん弟として、泣き顔見せてたまるもんかと必死)

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最初は自分と姉だけだったのに、、

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兄弟やいとこたちと次々に繋がっていく。
裏では入室タイミングをLINEで伝えていました。

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サプライズは大成功。
子どもの一人が突然「うんこ」とか言い出すし笑、とても温かい時間でした。
最後は画面分割らしい演出。みんな1輪ずつのカーネンションを差し出し、それが集まって花束が渡されるという流れ。もちろん渡し役は旦那さん!

「自分の力を、もっと身近な人に使っていきたい」

映像ディレクターの師匠である大野大樹くんの言葉。
「身近な人」とは家族や友人のような存在だけではないと思う。自分が何のために、誰のために映像を作るのか。改めて気づかされる時間だったのは間違いない。

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ちなみにこのサプライズ、実はZOOMの世界的な障害が起きたタイミングと偶然にも重なってしまい、一時は断念か?という状況で行われたものでした。本当に成功できて良かった。。





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