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浅草歌舞伎見てきました~私の好きな1000のもの(236)~
若手歌舞伎役者がそろう
新年の浅草公会堂の歌舞伎。
今年を最後に30代の役者が
卒業するとのことで、
経験を積んだ最高学年(?)の
メンバーたちがいい味出しているのを
見てきました。
卒業予定の役者さんたちを
中心に応援している私にとって
満足の行く舞台でした。
私はもともと時代物より
世話物が好きなので、
昼の部2番目の「与話情浮名横櫛」は
大好きな作品です。
米吉が1番目の八重垣姫とは
うって変わって、色気ある
カッコいい姐さんをしっかり演じていました。
相手はこれまたカッコイイ隼人。
![](https://assets.st-note.com/img/1704900157582-bcBBSpsMru.jpg?width=1200)
今後私が好きな40年前の玉三郎、孝夫(現仁左衛門)に
近づいていってくれそうな予感です。
演者が誰ということではなく、
こうした世話物の女性のしゃべりが
心に響くのです。
「おまいさん、〇〇おしよ」
(あなた〇〇しなさいの意味)
その理由は、私が幼少の頃一緒に住んでいた
祖母の話し方を思い出すからなのです。
明治生まれの江戸っ子の祖母。
明治の作家の次女であった彼女は
江戸時代の庶民のしゃべり方だったのです。
そういう喋りを聞くと、
心がじわーッとしてきて反応してしまうのです。
歌舞伎を見る時の1つの楽しみです。
(236)江戸時代の庶民のしゃべり
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