偽景 SF創作講座最終実作感想
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言葉、色、シンボル、コード、数式……一つの現象に出会っても、それを記述する言語は異なる。
違った言葉で私達は目の前の現象を解釈し、対話し、互いに互いの形を認識し合い、異なる言語で世界を記述する。
感想
何かを伝えること。それは日常的に使っている言葉のほかに、ちがったかたちで機能している。絵、言語、デェスチャー、etc。躍動する人工物を前にして、対話を試みる様は、圧巻だった。そしてそれを救おうとする。その過ぎ去っていく情報の海を、眺めていく感覚とはどういうものだろうか? そしてその海に触れることで、いままで知り得なかったことを知る。 ぼんやりと想像するしかなかったことが、はっきりとした形でわかる、ということがどんなに大切なことなのか、伝わってきた。
この世界を、実際に絵に描きたくなる。描いたものを見たくなる。極彩色の鮮やかな世界に、常識をねじ曲げた建造物、生命を想像した。
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