SF創作講座感想会・最終実作について
SF創作講座の感想会でいただいた実作の感想についてまとめます。感想会は13時〜20時ごろまで行われました。作品の感想を聞いていると別の読みを知ることができてとても勉強になりました!
1 書き終わって考えたこと。
2万字の作品を今ままで書いたことがなかったので、自分の作品の中で、一番良くできた作品でした。
今回は、中間感想会で一度提出したとき、いただいた感想を参考にしながら、書いていきました。目指していたのは、読みやすさと琴の演奏シーンをうまく描くことでした。
2 感想のまとめ
いただいた感想をまとめると以下のようになりました。
良い点
・前回よりも読みやすい。・梗概の夢のシーンを実作で膨らませられている。・音の表現を、花や風の様子を合わせて表現しているのは良い。・季節感がある。
改善点
・舞台設定や時代背景などを伝えて、わかりやすくすること。・文末「た」の連続は単調であるので工夫すべき。・助詞や副詞を省略ぜずに書いているので、イメージが湧きにくい。もっと簡単に描写すべき。・登場人物の視点を明確にすること。セリフを書き分けること。物を見える順番で書くこと。・「うつろな音色」とはどういう音色か表現すること、ネガティブな表現とポジティブな話の終わり方の意味とは何か考えること。・琴の演奏の描写に強弱をつけること。・古典の知識を知らない人にもわかりやすくする工夫をすること。伏線を貼っておくとわかりやすくなる。・主人公の成長を具合をもっと書くこと。・「角」の捉え方の変化を書けるとわかりやすい。
アドバイス
・SF味をもっと出すなら「角」の描写を工夫すること。・リライトして4万字にするといい。・女性が救われる話の方がいい。・全部なくなってスッキリというオチ以外のものも書けるようになるといい。・現代語でも平安調っぽく見せることができる。「丑の刻の平安京〜」や「クソデカ羅生門」を読むといい。
3 これから
中間感想会にも参加していた方からは、前回よりも読みやすいと言っていただきました。しかし、舞台設定の説明の不足や視点の乱れによる、「読みにくさ」については、今後の課題としたいです。また古文調の文章については、ほとんどの方が理解できなかったということなので、現代語に直そうと思いました。「うつろ」の解釈については、私自身がネガティブに捉えていなかったと改めて思いました。『宇津保物語』から発想を得て書いていたので、「うつろ」=「空っぽ」という意味にしか捉えていませんでした。ネガティブな意味にしないためにも違う表現を考えてみたいです。せっかくここまで書けたので、目標の4万字まで書き直してみます。
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