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毎年のベスト本 12月7日


 今年のベスト本を決めていきたい。読書メーターの本棚機能で、毎年のベスト本を入れた本棚を作ってる。だいたい10冊前後のランキングで作る。仕事のため、創作のために読んだ本は学びがあっていい。でも時がたっても自分の体に残っているというか、そのとき読んだ感動を覚えているものって、やっぱりそのもの自体に、訳もなく夢中で読んだ本だ。自分の本棚を振り返ってみると、2018年は『滑走路』、2019年は『三体』、2020年『夫のちんぽが入らない』、『空が青いから白を選んだのです』は、いまでも印象深い。で今年はどうか調べてみたら、あまり自分のための読書をしてなかった。それでも、本屋でたまたま見かけて、結果的には創作にも参考にした『潜匠 遺体引き上げダイバーの見た光景』は、今年一番の本かもしれない。遺体引き上げダイバーの理想と現実の間で、人生を翻弄されながらも、若手を育て慈しんでいる吉田氏の生き方には、凄まじいものがある。読んだ後には、書影の色の意味について考えさせられる。もうゆっくり小説も読めるのだから、久しぶりに、なにか理由抜きで、ページを貪るように本を読んでみたい。気になった小説はぽかすか買っているから全く読んでないとは、さすがに積みすぎなので自重する。でも紙の本を買いたいから今週には神保町に行こうと思っていたんだった。

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