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Vol.52 のみさんぽ~湘南に暮らす鍼灸医学者が感じるウェルビーイングとの歩き方~「膝が痛い」その1~

10月の、のみさんぽは、「膝が痛い」というテーマでお届けいたします。
スポーツの秋です、猛暑の夏はどうしても動く気になれなかった方も、過ごしやすい陽気の中で「ちょっと体を動かしてみるかな♪」と思われるかもしれません。
そんな気持ちに「待った!」をかけるのが、老化の代名詞の印象のある膝の痛み。。。
野溝院長、いかがなものでしょうか。今月もラジオからスタートです。




本来は前に進むためにある膝



(のみぞ)
よく年齢を感じる場所として膝が挙げられますが、特に女性にとって膝は弱点になりやすい場所だなと感じます。

例えば、若い世代でも、激しいスポーツで、バスケットボール バトミントン サッカー スポーツ領域で膝の靭帯を痛める女子選手は多いんですよね。
もともと膝やももの周りの筋肉は関節は前方向に動くようにはできているんですけど、 左右の移動とか急に止まるとかあまり得意じゃないです。
にもかかわらず、先ほど挙げたスポーツだったらそれが求められるわけです。
急に動きを止めるための筋肉を使いすぎたり、その筋肉の疲労回復をはからないでいると、
膝は前に動こう(止まろう)とすることも、「やめてー!」と言って痛みを出して 私たちの歩みを止めようとします。

―確かに。男子バスケットボールのパリ五輪出場が決まりましたが、試合中の選手の激しい動き、躍動は「鍛えてるな~」とビックリしました。自分だったら、膝は完璧に壊れていると思います。

(のみぞ)
私たちは前に進むために生きています。
楽しむために生きています。
なのに前に進むことを止めると言う事は、体の声を無視して続けるから、鞭を打とうとするから
「いいから休め、使い方を考え直せ!」 って神様から反逆されちゃうわけですね。

―わ~。結構強烈な神様ですね。でも、ここまでショックを与えられないと、確かに、今までの自分を考え直すことはしなさそうです。。。。膝の痛みって、歩くとき、腰が痛い時よりも鋭い痛みでダイレクトに衝撃が来るというか。「前に進もう」「歩こう」という気力を徐々に徐々に起こさせなくするような痛みだと思います。

(のみぞ)
腰も同じです。
神様から与えられ、人間として獲得してきた 腰や脚、足裏までの筋肉本来の長さや柔らかさ、ポジション。
それを生かしきらず、曲げ、伸ばしを十分にしないでいると、
怪我や痛みにつながるわけですね

―生かしきっていない、っていうのは、自覚があります。毎朝の日課のラジオ体操をするとき、時々、「自分がロボットだったら?」と思うことがあります。もっとカクカクしてしまい、こんなに滑らかに足や腰が曲がったり伸びたり出来ないだろうなと。そう考えると、人間って、人体の骨格って、すごいな!と思うのです。そして、「本当は、もっと動かして生かした方がいいのだろな。」と思ったりします。出来ていませんが。。。

 さぁ、どうしましょう。続きは10月30日頃に公開予定です。


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