#35 惨事を事前に防ぐ方法は第六感と心理的安全の場
私は、化粧品メーカーの代表をしています。というと、かっこよく聞こえますが、社員が10名にも満たない、零細企業です(汗)。
とはいえ、海外(インド)から(ヘナという天然のヘアカラー)を輸入し、化粧品化し、全国の理美容室さまに販売をしています。
自社オリジナルのシャンプー(天然由来100%なんですよ♪)もつくっています。
ですから、ちょっとしたミスが、大きなことにつながる可能性がとても高いビジネスでもあります。
私は指示ゼロをやる以前から
「なんか気になることがあったら、必ず言いましょう」
と言っていました。
この「なんか気になること」は、第六感というものです。
当たることもあれば、当たらないこともありますが、ミスが発覚しお客さまにご迷惑をおかけすることになってしまう事態の前には、「なんか気になっていたんですよね…」なんて言葉がよく出ていました。
「なぜ言わなかったのか?」というと、「いや…まぁ、根拠もないし、多分大丈夫かな…」とか「〇〇さんが、きっとやってくれると思っていた…」なんて言葉が出てきたりしていました。
なので
「ちょっとでも気になったら、声に出して言ってください」
と何度も伝えていました。
「〇〇って、もう完了してますか?」
「〇〇の件、そろそろ期限だと思うのですが、どうなっていますか?」
「〇〇って、そういえば最近△△ですが、大丈夫ですかね?」
など、わざわざ言わなくても相手が分かっているだろう…とか、思い過ごしだろう…なんて思って口に出さないことがありますよね。
また、もし口に出して
「もうやりましたよ!(プンプン)」
なんて、相手を怒らせてしまうくらいなら、黙っておこう…なんてことも、ありませんか?
「なんか気になる」という第六感を大切にして
気になったら、なんでも言い合える関係性=心理的安全の場をつくることが、ミスや失敗、その後の惨事につながることを防ぎます。
そのためにも、ミスや失敗、気になることをどんどん言い合える場をリーダーさんは、つくらないといけません。
まずは「気になったら何でも言いましょう」と伝え、「誰かが言ったこと、ミスをしたことは、絶対に責めたり嫌な顔をしたりしない!」というルールをつくるのも方法だと思います。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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