経験者が語る!小学校教育は闇が深かった!!


 ※小学生のお子様をお持ちの方や、将来小学校で働いてみたいという人の為に、参考として記事を書いております。勿論、今回は表から見えない闇にスポットを当てていますが、良い面は良い面でありますので、それを前提でご愛読ください。

 社会人となり、小学校で勤務していて思い知った真実があります。はっきり言って闇です!大学生の時の教育学部の時さえ教わりませんでした。  ※もちろん教育実習でも。

①教育カリキュラムが不十分

②支援級への理解と充実不足

この2点についてお伝えします!私的には大問題だと思うので、最後まで是非お読みください。

【教育カリキュラムについて】

 学年毎、科目毎に、学ばなければいけない時数が決められています。1年生の国語であれば【306時間】、6年生の外国語であれば【70時間】と、一年の間に行わなければいけない時数が決まっております。大げさではなく法律で決まっている者であるので、基本的には守らなければなりません。昨今世間を騒がせているコロナウイルス等、自然災害があれば、国の方からの指示で多少なりとも変更はケースバイケースで行われます。この部分に対しては問題がありません。しかし、特に自然災害含む学級閉鎖、事件事故等なく平穏に過ごしていてさえ、教育カリキュラムは勝手に変更されているのです。具体的には、学校側の都合と先生の都合で、必要時数を操作しています。書類上は正しく書き換えさせられるのですが、実際は違うのです。

さて、必要時数を操作と言いましたが、何をやっているかと言えば、大きく2つあります。

1つ目は、クラスの成績に応じて、時数を操作することです。分かりやすく言うと、算数の平均点が低く、国語の平均点が高いクラスでは、国語の時間を削って算数をやらせます。これ、どう思いますか?一見良い面も確かに見受けられますが、実はひどいことなのです。塾とは違うので、小学校のカリキュラムは、出来る人に合わせるのではなく、必要時数を最大限活用して、勉強に追いつけない人を少しでも救える制度として成り立っています。しかし、実態は平均点を挙げようと遅れている子は見捨ててでもクラスの平均点に貢献しようとするのです。理由としては、公務員であれ昇給の査定には響くことも出てきているからです。また、都道府県別のテストもあるので、どうしても良い恰好をしたいのでしょう。

2つ目は、学校行事を優先させる余り、基礎の学習時間を減らしています。運動会や学習発表会、学校によりますが、高学年で行われる吹奏楽大会などに力を入れすぎるためです。理由としては、やはりここも、保護者に対してすごいということをアピールしているからでしょう。裏付ける理由の一つとして、実は、授業参観はどこの学校でもあるとは思いますが、その時だけは必ず【学習指導案】という授業の計画書の様な物を作り校長先生へ見せます。しかし、本来であれば、全科目毎時間行うべきものだと、私は学校で教わりました。(校長先生が直々に来られて話をしました。)しかし、実際は保護者が来るときのみを主にターゲット日として行っています。授業参加というものは、本来普段の様子を見てもらうための場です。それなのに、普段通りでない準備から授業まで見せているのは疑問です。

少し話がずれましたが、このように保護者へアピールしたい気持ちが強く、運動会の全体練習の時間を増やして、各クラスごとに、何かしらの科目の学習時間を減らしているのです。私の場合、最初はそのような事知らなかったので、運動会の練習の時は【体育】扱いと聞いたのでそのようにデータに入れたのですが、管理職の先生方からは【本来予定になかったときに行った体育は、他の科目で代替して書いといて】とも言われました。このように、必要時間が削られています。

【支援級の理解と充実不足】

2つ目は、これに限ります。ここでは詳しくは省きますが、簡単に言えば、ちょっと授業についてこれなかったり、ちょっと心の病気があって、皆と同じペースで過ごすことが難しい子たちの為の学級です。(通級とも呼ばれます。)極端な話、本来は専門免許である【特別支援教員免許】がいるのですが、この資格を持っている人はあまりいません。直球な言い方をしてしまえば、支援学校に行くほどではないけど、通常の学級ではついていけない程度の障がい(あえてひらがなを使っております)がある子たちです。勿論専門的な知識の元教育しなければなりませんが、小学校の免許と特別支援学校の免許は別物ですので、はっきり言って力不足な学校が9割を示しています。(ごくまれに、きちんと対応している学校もあるにはあります)担当になった先生は、一応講習に行き勉強はしてきますが、それでも大学等で実践を含め4年間、もしくはそれ以上経験してきた人には知識も技量も足りません。そのような環境で子ども達は受け入れられています。また、こちらの方はあくまでささやかれている噂とはなりますが、ほとんどの学校では、障がいがある子たちの理解が低く、余り先生としての力が足りない職員が毎年割り振られているそうです。理由は単純で、【人数が少ないからあの先生にも務まるだろう】という認識があります。

以上2点だけを考えても、小学校教育の闇は深いのです。伝えきれていない部分は別の機会で伝えられたらと思います。

ただ、もちろん小学校で働くことを否定するわけではありません。闇が深く、残業も多い。閉鎖的な環境で上下関係も厳しいですが、それでもやっぱり子ども達は可愛いですし、私と別れる際に泣いてくれた子どももいました。やりがいがないわけではありません。

お伝えした以上の闇が小学校にはあります。それを踏まえてもなりたい方は、それはそれで素晴らしいことだとも思います。

それでは、お読みいただきありがとうございました。!(^^)!

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