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現代女性の新しい選択「卵子凍結」の可能性について

2023年、東京都で、都内在住女性の卵子凍結を補助する事業が開されます。
個人的にこれは良いニュースだと思います。
今年40歳を迎える私は、20代のとき「卵子凍結」なんて言葉知りませんでしたし、妊娠は簡単にするものだと思っていました。
晩婚化が進み、30代40代こそ働き盛りの女性にとって、卵子凍結すべきだよな、と今とても思うのです。

数年後数十年後「卵子凍結」はきっと社会にとって当たり前のことになると思います。しかし、今は制度が整ってないのも事実。
メリット・デメリットや、社会的必要性なども考えながら、取り入れていけるといいですね。


卵子凍結のメリット

年齢とともに低下する妊娠の可能性の維持

女性の年齢とともに卵子の質と数量は低下しますが、卵子凍結によって若い時期の卵子を保存することができます。

キャリアや生活設計の自由度

結婚や出産を後回しにしたいと考える女性が、自らのペースで生活を設計きます。

卵子凍結のデメリット

100%の成功率は保証されない

卵子凍結は妊娠の可能性を高めるものの、成功を保証するものではありません。
でもこれは何においてもそうですよね。

経済的な負担

凍結技術は高額であり、継続的な維持費も発生します。
ただ、不妊治療をするかもしれないと考えると、どっちがいいか。ですね。

身体的・精神的な負担

ホルモン治療や採取手術に伴うリスクやストレスがある。
これも、不妊治療をするのであれば、必要になると思うので、どう捉えるか。です。

メリット・デメリットはありますが、社会全体として、女性のライフスタイルや価値観の多様性を尊重し、支援する意味でも、卵子凍結は一つの必要な選択肢といえると思います。

国が卵子凍結を支援すべきか?

今回テーマとなってくるのが、「国が卵子凍結を支援すべきか?」について。

少子化問題や女性の社会参加の促進を考慮すると、国が卵子凍結の支援を行うことは、戦略的な意味を持つと考えられます
経済的な負担が大きいため、国の支援があると、利用しやすくなるのは間違いないですね。

ただし、倫理的な側面があるのも事実。

1)生命の開始に関する考え方:
卵子や受精卵の扱いは、その後の発展の可能性や生命の尊重という観点から、倫理的な議論を呼ぶことがあります。

2)技術への過度な依存:
卵子凍結が普及することで、女性が過度にこの技術に依存し、自然な生殖機能への価値観が低下するのではないかという懸念もあります。

3)遺伝子情報の取り扱い
卵子凍結の過程で得られる遺伝子情報の管理や利用に関する問題も、倫理的な観点から注目されています。

普及には時間がかかるかもしれませんが、数年経てば普及すると思いますし、卵子凍結の普及は、少子化対策や、女性の社会参加の促進を考えると必要なことだと思います。

私個人としても「仕事」と「家庭」は両立させたいと思っています。
制度が色々整ってきているとはいえ100%両立しづらいのが女性ですが、少しでも両立のしやすさにつながるといいなと願っています。

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