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子供たちの可能性を信じて:地域活動における新たなリーダーたちへの道

地元発信:若者のリーダーシップと地方創生


 こんにちは!noteクリエーターの花やんです。今週も『地元地域発信マガジン』をお届けします。今回は、地方での若者のリーダーシップの重要性について掘り下げてみましょう。

若者の活躍と地方の未来


 地方で若者が活躍するために何が必要か、私の考えをお伝えします。本マガジンでは、地元加古川の魅力だけでなく、地方の課題について、私なりの視点から情報を提供しています。その中で私が強調してきたのが、子供たちや若者たちをリーダーに育てることの重要性です。

地方の未来を創造するのは、やはり若者たちです。見通しの立っている高齢者や中高年世代ではなく、20年から30年後にその地方を魅力ある街に変える可能性を秘めた若者たちは、地方創生の要と言えます。

地方の課題:高齢化と若者の流出


 しかし、我が国は現状、地方に高齢者が集まり、若者が人口吸引力の強い東京圏に吸い取られてしまう構造で経済発展を続けています。このため、地方の未来を担うべき人材が不足しています。

特に、限界集落の高齢化は深刻で、高齢化率が50%に迫るような状況も見受けられます。このままでは地方の産業や経済は衰退し、特に地場産業の衰退は日本の文化の喪失につながるため、対策が急がれます。

若者の活躍が地方の未来を切り開く


 若者たちが新しい価値観や考えを持ち、東京で過酷な労働を続けるのではなく、本気で地方を変えることが、新たな地方経済の形成に必要となります。

先にも触れたように、現在行われている地方の再開発の多くは、一部の事例を除いて中高年から高齢者が中心となっています。若者がリーダーやメンバーとして参加して企画を進めているとは言い難い状況です。

その結果、再開発による新たな施設といえば、同じようなホールやマンション併設の複合施設が主流となっています。これらの施設は、次世代を見据えた再開発とは名ばかりで、実際には子供たちや若者の意見を反映しているとは言えません。

若者の参加による再開発のメリット


 若者が再開発に参加することのメリットは、中長期的な視野で未来を見据えた開発が可能となることです。再開発によって生み出された施設を未来にわたって活用するのは地域の子供たちや若者たちです。

つまり、未来を見据えた開発を行うためには、若者の感性や価値観、そして創造力を取り入れた開発が重要となります。ベテランの大人世代では思いつかないような新たな案が登場しやすくなるでしょう。

子供たちや若者たちをリーダーや中心とすることで、その地域の未来を見据えた街づくりが実現します。そして、結果として、その地域の魅力を高め、人口の増加にも寄与するでしょう。

若者とのコミュニケーション:対等性と信頼


 若者に地域のリーダーシップを担ってもらうためには、上から目線ではなく、対等な立場で若者とコミュニケーションをとることが必要です。自分たちのルールに従うように強制するのではなく、若者が自分の意見を信用してもらえていると感じられるような関係性の構築が必要となります。

この信頼関係の形成が難しくなってしまうと、高齢者や中高年世代が若者に任せてみるという姿勢を持つことが難しくなります。制約を設けずに自由にアイディアを出すことができる、中長期的な街づくりに対する環境を作ることが重要となります。

邪魔をしないこと


 何より重要なのは、邪魔をしないことです。新しいことを始めようとする若者に対して、「そんなやり方はうまくいくはずがない」「そんなことをする必要があるのか?」といったネガティブな意見を出す高齢者が多くいます。

このような行動は、若者の新しい取り組みを邪魔し、成功させることを難しくします。若者に任せると言いながら、その活動を妨げるのは本末転倒です。

若者に任せると決めたならば、高齢者や中高年世代はアドバイスをする程度に留め、基本的には介入しないことが求められます。若者自らが困ったことが起こった場合には、自発的にアドバイスを求めるでしょう。

若者と高齢者の協働


 若者がリーダーや中心となり、高齢者や中高年世代が後方から支援をする。このような形で一つの目標に向かって取り組むことが、地域の力を高めることにつながります。

逆に、高齢者世代と若者世代が反発しあい、足を引っ張り合うような状況になると、地域は衰退してしまいます。そして、便利な都市(例えば東京など)に若者が流出してしまうでしょう。どちらが良いのかは一目瞭然ですよね。

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