デジタルネイチャー実現に向けた課題

noteクリエーターの花やんです。
今回は『デジタルネイチャーと新人類：AIと人間の融合が未来社会を如何に変革するか』の続編です。前編はこの記事の一番下にリンクを貼っておきます。

デジタルヒューマンへの挑戦と教育業界の問題

　前編の記事ではデジタルネイチャーと新人類の誕生、地方都市と過去・未来の融合、その大転換期への準備が必須という視点を提供しました。今回はその実現への課題を考察します。

教育制度の壁とデジタル時代の要求

　デジタルヒューマンの実現における障壁は、教育界です。現状の教育界は明治維新から戦後、平成に至るまでの教育制度に支えられています。これは今の日本の経済の基礎を作ってきたものですが、デジタルネイチャー時代には適応が難しいです。

既存の教育は、偏差値至上主義による大学合格や企業就職を目指すものでした。しかし、デジタルネイチャーとAIの時代は、個々の収益を上げていく時代に突入します。年齢は関係なく、小学生でさえ巨額の富を得ることも可能です。

前編で指摘した通り、現行の教育制度は改革が必要です。子供たちが無駄な勉強を強いられるのではなく、自身の才能を追求できる環境を提供すべきです。

　才能ある子供たちは、学校教育に縛られず、親に邪魔されることなく才能を発揮し、一般サラリーマンの倍以上の収入を得ています。彼らはゲームの世界や仮想現実の世界で特に重要です。

ゲーム開発のコストは低下し、さらにコストを抑えることで才能ある子供でも巨額の富を稼げます。しかし、日本の教育制度・機関はまだそれに対応できていません。

　現行教育制度は、あらゆる教科を平均的にこなす人を量産する制度ですが、これはデジタルネイチャー時代の子供たちの足かせとなります。

100億円を稼ぐほどの子供たちは、一つのことに突き抜ける才能を持つことがほとんどで、苦手なこともあります。

しかし、彼らは苦手なことより特異なことを突き抜けるまで追求した結果、そのぐらいの巨額の富を稼ぐのです。現行教育制度の学校は彼らには窮屈で、教育界の多くはこれに気づいていません。

デジタルヒューマン時代では、学歴や偏差値が通用しません。文科省などの教育機関は、この問題に真剣に取り組むべきです。

　デジタルヒューマン時代には、一部を除く教員が人工知能に置き換わるでしょう。人工知能は子供たちにとって平均的な教員の代わりとなり、苦手なことは人工知能を活用しながら成長していくでしょう。

これは予備校や塾の講師も同様です。ただし、教職員組合などの抵抗は予想されます。新教育制度においても、役に立たなくなる教員が存続するようにするでしょう。

才覚ある子供たちが、その才能を自由に発揮できるように根本的な改革が必要です。