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話し合いができる人が良い

小学校の頃の好きなタイプはどんな感じでしたか?
私は小学校6年生で一つ年下の男の子が初恋でした。
幸い長距離が得意で駅伝選手に選ばれ、駅伝や陸上の活動で頻繁に会っていて、気付いた頃には大好きだなと思わせてくれた男の子でした。
給食委員も一緒にやっていて、給食食べ終わって委員会の仕事をするのが楽しみで楽しみでスキップして配膳室に走っていたように思います。
そこでくだらない話をしたり、頭をごっつんこしたりして煌めきある日々を過ごしてきました。
小学校の頃はみんな「足が速い人が好き」というし、確かに「足も速い男の子」だったけれど、背も高く一緒にいて楽しくて、年上の私にも全力でかまってくれて、委員会活動も部活動も卒なくこなすところが素敵だと思っていて「足〝が〟速い」から好きではなかったなあと振り返っても思うんです。

社会人になり29歳、「足が速い人が好き」なんて言う人は誰一人もおらず、「誠実な人」「お金を稼いでくれる人」「家事育児をしてくれる人」とどんどん友人や世間の求める好きなタイプは難易度が上がり、今一番聞くのは「話し合いができる人が良い」ということじゃないかなと思います。そして私ももちろん「話し合いができる人が良い」です。
でも、「話し合いができる」ってどういうことなんでしょうか。
一例に過ぎませんが、今、私の友人達は男女共に同じような職業に就き、既婚未婚、子供の有無があろうとも経済的感覚がほぼ同じ人ばかりです。たまにのランチに2,000〜3,000円使うし、海外旅行も年に何度か行っている。プレゼントも3万予算と言われれば3万でも良いし、50万円のものも買わなきゃならないなら仕方なく出すか〜!といった感覚です。もちろん全く裕福ではないですし、日頃の貯蓄や運用で積み立てた金額にすぎません。だから特別な日ではない限り、相手の分も出せるほどの経済力はありません。いや、きっと私が12歳だったら、14歳だったら、20歳だったら、憧れの人のために全力を尽くすため、恋に盲目で出していたかもしれません。
でも今の私は冷静でまずは第一に自分を大事にする、その次に友達や家族パートナーを大事にするというスタンスです。
それで「話し合いができる人が良い」って難しくないか?と思ったのは、私はこういう上記の考えを持っているって、多分、彼は知らないんですよ。彼が鈍行で電車に乗ると行ったら、いつも特急電車や新幹線で自宅に帰っている私が鈍行に乗っているんです。1,000円のローストビーフを特別な日だからという彼に、仕事で疲れた日は買って一人で食べてるって伝えられてないんです。沖縄旅行でANAのリゾートホテルに何度も泊まっていることも、ランチにコース料理も食べに行っていることも、知らないんです。子どもを欲しいってことは知っていても、育児休暇を取りたいのかも知らないんです。住んでいる家も家賃も差があって、どういう家に住みたいと思っているのか、知らないんです。
全然知らなくて、知らなくて、上辺ばかりの会話をして楽しい時間を過ごすフリをしてそれで良いと彼は思っているかどうかすら、この時間を楽しいと思っているのかどうかすら知らないんです。
「話し合いができる人が良い」ってよく聞くけれど一体どの程度話し合いができると良いんでしょうか。既婚の友達何人かに聞いても「知らぬが仏」と回答されて「そんなもんなのかなあ」とも思いましたが、私は相手を深く知ることが大好きですし、先延ばしにして、取り返しつかなくなる方が100000000倍怖いですし、可愛く語る時間を設けようと思っています♩
今までの人生経験・営業力を活かしていくぞ〜!!!(恋愛力じゃないところが私らしい🤦🏻‍♀️)