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失敗の向こう側

よく、失敗をする。
つい昨日もお茶碗を割った。今朝は息子の遠足の日を間違えて必要のないお弁当を作った。牛乳パックに至っては、何度倒したことだろう。

失敗も多様化すると面白いもので、「失敗だと思っていたのに失敗じゃなかった失敗」とかも出てくる。
例えば、家に鍵を忘れていたと思って取りに帰ったけど、鞄の中に入っていた、とか。

失敗も重なると、いいこともある。
例えば方向音痴すぎて裏道に詳しくなる、とか。
人の失敗で動じることがない、とか。

誰しも、失敗をするのだ。
よく、全ての人が経験することとして、生、死、それから恋愛なんかも挙げられる。そしてそれは創作の場において人の共感を得やすいテーマとされている。
私はここに、「失敗」も付け加えたいと思う。
失敗の解像度を上げて、人の共感を呼びたいところだ。

息子がグレて「こんな家、出てってやるよババァ」と言ったあと、「何言ってもいいが大学にだけは行っておけ」と送り出し、旅立つその日に「これ持っていけ」と渡します。