【本棚13】第三期本棚ストーリーとリスト発表!
第三期本棚のストーリーとリストを発表します。
今回のテーマは
《楕円風景Ⅲ:相と双 ふくしまの礫(つぶて)》
《ストーリー》
相と双。
それぞれ”ふたつ”をイメージできる言葉。
福島県沿岸の相馬郡と双葉郡あわせて「相双」とも言う。
共通するところもあり、ちがいもある。
その地理的中間に
原発
という巨大な「空虚」がある。
多様な中心、あるいは中心の不在
ここにも
「楕円風景」
がある。
福島の風景は埼玉から遠くない。
双葉、浪江、大熊・・・
あの後、多くの人がさいたまスーパーアリーナに身を寄せ、
今も県内に・・・
「いよいよ」
6月30日、大熊町の一部「帰還」解除
8月30日、双葉町の一部「帰還」解除。
他も準備宿泊が進む
相馬郡の精神を奮い立たせる「野馬追」祭が7月23日に迫る
「まだ」
数十年かかる廃炉
様々な処理、訴え・・・
うめき、嘆き、怒り・・・様々な「礫」が飛ぶ
時代の分断を縫って、詩人たちは
#愛の礫 を投げ交わしている
それは「甘い言葉」だけではない
厳しさもある。
しかし、そこに「愛」がないならば
ナイフと銃で一瞬のロンパ・・・
投げて、受けて、また投げる
投げて、受けて、また投げる・・・
《リスト》※は前出
※☆『詩の礫』和合亮一、徳間書店、2011
※☆『避難と支援 埼玉県における広域避難者支援のローカルガバナンス』西城戸誠・原田峻、新泉社、2019
※☆『フタバから遠く離れて 避難所からみた原発と日本社会』 舩橋淳、岩波書店、2012
☆『詩の邂逅』和合亮一、朝日新聞出版、2011
☆『プロジェクトFUKUSHIMA! 2011/3.11-8.15 いま文化に何ができるか』磯部 涼著、K&Bパブリッシャーズ、2011
☆『たたみかた 創刊号 福島特集』三根 かよこ 編、アタシ社、2017
☆『生と死を巡って 未来を祀るふくしまを祀る』和合亮一、イースト・プレス、2016
☆『JR上野駅公園口』柳美里 、河出文庫、河出書房新社、2017
☆『町の形見』柳美里 、河出書房新社、2018
☆『ゼロエフ』古川日出男、講談社、2021
☆『ふくしま原発作業員日誌 イチエフの真実、9年間の記録』片山夏子、 朝日新聞出版、2020
☆『福島第一原発廃炉図鑑』開沼博・竜田一人・吉川彰浩、太田出版、2016
☆『廃炉詩編』和合亮一、思潮社、2013
[相双冊子類]
☆記録集「未来会議 2015」
☆記録集「未来会議 2016」
☆記録集「未来会議 2017-2018」
☆写真集「手紙」
☆写真集「HOME」
☆記録集「浜通り合衆国 U.S.HAMADORI」
☆「SoIL 大熊未来塾 機関紙」第一号
☆「SoIL 大熊未来塾 機関紙」第二号
▷パンフ(クリアファイルに)
・相双・南相馬・浪江・双葉・楢葉 葛尾 大熊・富岡・広野
好音本棚についてはコチラ↓
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