#3ビジネスインタビュー 振り返り
2022年7月17日の講義の振り返りです。バッティングした場合
特に意識したいと思った3つの学び
事業モデルと収益モデルを分けて考える
事業モデルは、ステークホルダーが全て幸せな仕組み
収益モデルは、事業を持続的にスケールさせる仕組み
講義の中で、
「サービスを先に考え、収益をどう上げるかで悩み、会社はボランティアではないとなってプロジェクトが収束する」という経験を以前したことがありますが、これは事業モデルと収益モデルを分けて考えていなかったからか、と反省しました。
とはいえ筋のいいビジネスをデザインできるようになるには経験が必要ですから、トレーニングを続けていきたいですね。
MVPは、社会実装のコストも最低限にする
MVPとは「実現可能な最低限の価値をもった商品」という意味で、そこには社会実装するためのコストも含まれる。
ユーザーの習熟度は低いほど社会実装コストも低いので、ファーストリリースはそのような市場で様子を見る。
だいぶレベルの低い反省ですが、自分は機能を削ぎ落とすことしか考えていませんでした。
今後サービスデザインをしっかり習得して、ビジネスを俯瞰した上で各デザインを作れるように頑張ろう。
ビジネスインタビューでは事実を拾い集める
ビジネスインタビューでは事実を拾い集める。反対に、加工された二次情報は聞かない。
UXリサーチの実務でもこれは注意する点ですが、人間が加工した二次情報は時に真実を隠しますからね。気をつけよう。
【ビジネス分析トレーニング】 Whimを分析してみた
私と同僚は、Xデザイン学校での学びを最大化するために、週一でトレーニングを行っています。
今はプラットフォームビジネスの分析をしていまして、先週はWhimというMaaSサービスを題材にしてみました。
ビジネス分析のフレームワークについては講義内容の漏洩なので言及しませんが、分析結果をチラ見せします↓
Whimの分析概要
プラットフォーマー
Whimを運営するMaaS Global社が、デベロッパーにMaaSへの参加を民主化する。
デベロッパー
バスやシェアサイクルなどの交通事業者が、ユーザに徒歩以上の移動を民主化する
ユーザー
各交通機関をシームレスに乗り継ぎ、効率よく低価格に移動したい人。
お金の流れ
MaaS Global社はWhimのユーザーから月額利用料を受け取る。
ユーザーが交通機関を使った際に発生する料金は、MaaS Global社が各交通事業者に全額を支払う。
Whimの事業モデル分析
デベロッパーである各交通機関は、痛みなくWhimのプラットフォームに参画できる
→オープンイノベーションが実現できている。
Whimの収益モデル分析
ユーザーがサービスをたくさん使うほど、MaaS Global社の金銭負担が大きくなる
→現状の料金設定のままではスケールしない。
トレーニングの最後では、「Whimはデベロッパーの参画のしやすさを優先してきたように見えるけど、以降も持続的にスケールするためには収益モデルと見直さないとね」という会話になりました。
いい分析ができているかはまだわかりませんが、分析を繰り返すことで筋のいいビジネスを見抜く観察眼が養われると信じます。
最後に
振り返りとは関係ないですが、ビジネス分析のフレームワークがしれっと更新されて使いやすくなっていましたね、浅野先生。
→初めに学んだフレームが改訂版だったそうな。追加されたパーパスの項目が、それだけ重要ということか。
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