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産後うつ記録*2 妊娠前

妊娠までの私


私は看護師として、総合病院の急性期病棟で働いてきました。
夫と結婚し、夫の転勤で他県へ引っ越すとともに総合病院ではなく小規模の急性期病院で働き始めました。
その病院でも日勤と夜勤(16時から9時)の不規則勤務を行っていました。

子供を望んでいましたが、不妊治療を開始したにもかかわらず、なかなか授からないこともあり焦る日々でした。
当時は友達の妊娠報告というおめでたい出来事でも、何で自分は子どもができないんだろうとつらい気持ちになり心から喜べない状態でした。

妊活中にコロナ禍になったこともあり、看護師として働くことが体力的にも精神的にも妊娠を希望する自分としてはきつく、退職を申し出ました。すると、病院側から日勤のみの勤務への変更の提案があり仕事を続けることにしました。
日勤だけの勤務を受け入れた理由は夜勤がストレスだったためです。
田舎で救急車の受け入れをあまり断らない病院であったこともあり、様々な疾患の患者さんが多い病院でした。(メインは脳神経外科でした)
夜勤は看護師2名+介護士1名で、緊急入院(1〜4名)を受けながら、呼吸器使用の患者さん数名、重症にて余命僅かな患者さんなどを含め多くの患者さんをみる必要がありました。
夜勤中に亡くなってしまうことも多々あり、精神的にもきつい日々でした。
なにもない平和な夜勤の日もありました。
しかし、自分が受け持っている時に重症患者さんが亡くなると自分のケアや判断が足りていなかったのではないかと考えてしまい、家に帰っても気持ちを引きずることが多々ありました。
他に大変な環境下で働かれている方はたくさんいると思います。
ただ、この病院での夜勤は私には合っていなかったのだと思います。
日勤は看護師の数も多く、すぐに同僚への相談や医師への指示確認がとれるという安心感もありました。

日勤だけの勤務で働くこと数ヶ月で、ホルモンバランスが整ったからかストレスが減ったためか妊娠することができました。
夫と2人ですごく喜んだのを覚えています。

看護師として働いてる間(妊娠前)
不規則勤務や人間関係、人の死などの様々なストレス要因がありましたが
精神的(うつ病など)にも身体的にも病気になることはありませんでした。
昔から寝れば体調と気持ちが整う性格で、私の中で睡眠はとても大事なストレス発散方法でした。
あまりに疲労が蓄積すると自然と涙が出てくることもありましたが、泣くことで気持ちのリセットができていました。
体力や忍耐力にも自信はありました。
自分が産後うつになるとは少しも思ってもいませんでした。


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