7月20日

 映画に行った。無職の良いところは、サービスデーのガラ空きデーに、自由に映画に行けることだ。
 一本目と二本目の間に買い物をしていたら、知らない番号から電話がかかって来た。知らない番号の電話に出る気は無いので放っていたら、留守番電話が入っていた。一年有効で、期限が切れると破棄されるはずの職業登録センターからであった。登録したのは前年度で、今年度、既に私の情報は破棄されている筈である。
「お仕事の状況を確認したい…」「折り返していただけると助かるけど、またこちらからかけ直す」と吹き込まれていた。
 その日はセンターが開いている時間に帰ることが出来なかった。かけ直されもしなかった。
 気になったので翌日かけ直すと、担当者は休みであった。
 何だか似たようなことが以前もあった。同じパターン、前年度もあったのだ。
 留守電。翌日かけ直すと担当者は休み。結局繋がらない縁だった。
 繋がったところで、私の希望からは遠い。同じことの繰り返しになるとわかっているに、縁がなさ過ぎて繋ぎでも何かしなければ…と何処かで焦っている。しかし、一年の有効期限が過ぎているのに私に連絡しなければならないなんて、何と人気のない職業なんだろう。
 多分、期待も出来なければ保証も無いような登録センターだから、登録する人が少ないんだろうな…。

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