2月24日

 昨日問い合わせた求人の件で一晩悩んでみた。
 一日24時間のうち、仕事に費やす時間は最低三分の一。それプラス、通勤時間が当然の如く加わる。週七日のうち、ちゃんと二日休みをもらえたとして、しかしそのバランスが整っていない不定休や変則勤務が、私の体質には尽く合わなかったのではなかったか?
 丸々一年、仕事が見つからなくて、お金も精神的余裕も持てずに過ごしたトラウマが、私の焦燥を掻き立てる。のんびりなどしていられないというのが本音だ。
 しかし私は、もう二度と転職活動をしたくないのではなかったか?
 今一度、考える。
 私という人間はたった一人。私という人間の体も、たった一つだ。
 あらゆる仕事に代わりになる人はいても、私が出来る仕事は基本一つで、どこかで働くとすれば、一日の三分の一、一週間の三分の二強という人生の時間を、その場所に費やすのである。
 簡単に決まるわけがない。
 簡単に見つかるとしても、それは奇跡である。
 仕切り直しだ。
 私は何をしたいか、どうありたいか、原点から仕切り直しである。
 仕事なんて何でも良い。そう言ってどんなことにでも挑戦し、居場所を見つけられる人を羨ましいと思う。しかし私はそうではない。わかっている。   しかし、そうではないことにだって理由があるはずだ。
 焦燥に負けるな。奇跡を探そう。

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