見出し画像

コーポレート人材?おかん?になるまでの話…会社に入ってから30年めまで

30年目までのことと、知財をきっかけにひろがった法務的な役割、仕事に対する考え方が変わったことを書きたいと思います。

知財関係は、知識を得るためのセミナー、発明協会の会員交流会に参加など情報を得る活動は変わらず行い、出願も手続きだけでなく、INPITの知財アドバイザーに相談して、戦略的なやり方を学び、実践し、開発者にこちらから話しかけ、従来品と異なる説明があれば出願検討と簡易調査を進めたり、依頼を受けて調査したり、知財担当者として会社に提案できるようになってきました。
(といいつつ、他社さまほどの活動はできていない・・・)

全体の仕事のラインナップが大きく変わることはありませんがボリューム自体が増えてきました。
1.知財関係業務
2.技術資料管理、社内対応業務
3.ISO記録・管理業務
4. 取扱説明書の制作業務
5.経費申請、予算管理業務 
6.輸入品発注業務
7.部内ネットワーク管理
8.業務支援

たとえば
・職務発明規程による、報奨金の管理業務
・SNSを使った宣伝での著作権や景品表示法など
・広告宣伝における商標権、著作権、景品表示法など
・取引関係の契約書の作製など
知財という枠を超えた法務関係にも広がりはじめました。

広がるきっかけとなったのは
本社や関連会社の商標権、ロゴ、ブランドの守り方に何かと問題がありましたので、INPITの知財アドバイザーの力を借りて、社内の意識を変えてもらう勉強会や現状を伝える説明会を何度も開いて・・・問題があるなら何とかしなさいと、元々あったロゴのCIマニュアルにあった使用方法と商標権との問題を解決するために、CIマニュアル改良とVIマニュアルの作成のプロジェクトの事務局として作製に携わったことです。

マニュアルを作ることで他部署から制作物がCIマニュアル通り遵守できてるかという問い合わせや相談が増えました。
最初は自社、他社の商標権を守れているかなどの確認だけのつもりでしたが、マニュアル遵守だけでなく、制作物、特に対外的な制作物について専門家の意見を確認したとき、初めて関係する法律のことを知ったことや、他社事例などを学ぶ内に自社の違和感に気づいてしまい、違和感の原因を見つけるためには学ばなければなりません笑
しかし時代はコロナ禍で簡単に関係する法律のことや契約書のことなどを勉強する場がなかったのでX(旧Twitter)で情報をなんとなく探していたところ
、法務人材交流のプラットフォーム りーぷら 事務局の関係者さんの本棚と出会い、法務の役割などを教えていただくことになりました。

違和感とは別に、
・マニュアルが続かない理由は、マニュアルを続けるための教育が足りない
・会社のリスクに対するアンテナが弱い
・リスクを我が事として考えられない
・部署と部署の間のグレーな業務に対して旗振りをする役割がいない
・仕組みがなく人依存
などの問題を抱えている会社。
そんな会社に残される同僚、後輩たちは、今後どうなるのか・・・。
自分の苦労と同じ道を歩かせたくないので体験を仕組みで残していきたいと
今後をすごく考え出したのが25年めから30年目のことでした。

会社に残される後輩たちからもDX、ナレッジシェア、整理整頓の面で厳しい指摘をもらえたことも今後を考えるきっかけになりました。

ものすごく遅い時期から考え出したのがお恥ずかしい限りですが、私自身も「ナレッジシェア」「会社の文化の継承」「続く教育」などについて学ぶ機会がなかったという言い訳をさせてください笑
日々仕事をこなしておけば、問題を解決しておけば評価されるんだから問題がなかろうと思い込んでいたので。
ここでやっと教育していかないとまずいと気付いたわけです。

ただ指摘する側の後輩たちに「誰かがする」という考えを持たすのではなく、すべき部署があればその部署にバトンをわたしてもらう、渡す先がない場合「まず自分ごと」として受け入れて、相談や、やるべき部署を探すか調整する役になろうと思うようになりました・・・元々の「おかん」気質が更に本格的になってきました。

教育や仕組みなどのこと、自分に足りない能力は学べばいいので、足りないところは今はりーぷらさんの法務人材養成講座で学んでます。
法務という切り口ですが、結局ビジネスマンを育てることは、どの分野でも同じですので、悩んでる方はぜひぜひ・・・

会社の様々な問題を解決するのに法務だけではなく、知財だったり、ISOだったり、経費予算だったり、技術のことだったりの視点は必要で、解決方法としてISOだったり、電子化だったりの視点が必要で、私が意識せずに歩いてきた業務がほとんど関わってきていることに気づきました。
私が得たことを返していくことが、会社への貢献や、事務キャリアで悩んでる方への参考になるのではないかと思うようになったところに、自分の経験をお話してはと、照山さんからありましたので、このnoteを書いている次第です。

最後はまとめきれませんでしたが、コーポレート人材?おかん?となるまでの話しを書かせてもらいました。


この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?