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祇園祭

こんにちは。
今日は、夏の京都と言えば「祇園祭」
という事で、巡行の日も近い事なので
(7月17日が山鉾巡行日です)
祇園祭の話題をいたします。

京都の人間とは言えど、京都市内から離れた
宇治市に住まわっておりますので、
用事がない限り拝めません(笑)

家族が仕事で市内に行くので、
話題提供をしてもらいました。
まず冒頭の写真、あれは蟷螂山の手ぬぐい。
(とうろうやま・かまきりの事です)
この山は、蟷螂が屋根の上に乗り、
からくりで動くことから、人気です。
手ぬぐいの飄々とした顔が可愛い~。

この山のいわれは、
この町内に大昔住んでいた
四條隆資(しじょうたかすけ)が、
足利義詮(あしかがよしあきら)軍に
挑み、戦死した戦いぶりが、
「蟷螂の斧(ろうろうのおの)」の
ようであったことから、
当町に住んでいた、渡来人であった
陳外郎大年宗奇(ちんういろうたいねんそうき)が
1376年に御所車の上に蟷螂を載せて
巡行したのが始まりだそうです。

ん?色々突っ込み所があるって?
分かってますがな。
適当につまんで解説いたしましょう。
(ウィキ先生や、手ぬぐいについていた解説より)

「蟷螂の斧」・・
荘子―人間世の中に出てくる、
蘧伯玉(きょはくぎょく)という賢者のことば。
強敵を恐れない勇敢な姿ではあるが、
『 無謀で、身のほどをわきまえない行いをする』
ということのたとえです。
蟷螂は、一度敵と会うと後戻りできないので
カマを振り上げ威嚇しますが、
己の大きさを顧みず
カマを振り上げることから来ているとか。

「蟷螂の斧を持って隆車の轍をふせがんとす」
(蟷螂が前あしを上げて、
大きな車の進行を止めようとする意)
ウッカリしたら踏んづけられて終わります。

なんにせよ、手ぬぐい可愛い(笑)
後は、保昌山(ほうしょうやま)の
手ぬぐいも貰いました。
保昌山は、縁結びの山だそうで、
武将が宮中の女官に恋をし、女官が言った
「内裏に咲いている梅の花を取ってきて下さったら」
という(無茶な) 願いを叶え、
見事成就させたという伝説を取ってあるそうです。
山の上には、甲冑を来た武将が紅梅に
手を伸ばした場面が再現されています。
ヘタしたら死ぬぜ?命がけ~。

そんな山めぐりをした家族は、
曳き始めに遭遇したそうで、
写真を取ってきてくれました。
この時は、各町内の方々や、
ラッキーな人が曳くのに参加できます。
唯一、女子供も神事ごとである鉾に携われる時。

祇園祭の間中は、天候もあれがち。
日中は良く晴れていたのに大雨など、ザラ。
大学時代に友人たちと見に行き
大雨に降られ、いったん引き揚げて
人々が帰った後にもう一度
浴衣に着替え見に行った記憶があります。

後は、たまたま用事で出かけた時、
長刀鉾のお稚児さんが綱切りをするタイミングと、
動き出したあと、数基が籤改め(くじあらため)
をして進む場面や、
長刀鉾が川原町から御池通りへと
直角に曲がる場面に出くわし、
汗を垂らしながら見たおぼえがあります。
竹を地面にひき、水を撒き、木のタイヤを
滑らせて直角に曲がるのです。
(他府県の方が「長刀鉾の長刀は、
御所に向かないように斜めについているんだよ」
と言う解説されているのを耳にし、
ほほ~っと唸りました)(笑

意外に大事な場面、押さえてるな(笑)

今日は、びっくりするぐらい
長くなってしまいました。
何が言いたかったかと言うと、
「手ぬぐい可愛い」です(笑)

今年は3年ぶりに再会される大祭。
人気も少なめ(多分)なので、
見る絶好のチャンスかもしれません。
お神輿も勢い有りますしね。

それでは、
平安時代に疫病・災厄の除去を祈った
祇園御霊会を始まりとする、
八坂神社の祭礼。
無事その祈りが成就されますように。

またあした。
Please stay healthy and stay safe.

作陶館ブログ


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