株式会社ガレオン

ガレオン社を見付けた経緯を、事業としての「やとりえ」に載せている。同社がやとりえの通信販売の事業者であり、代表らしき杉山沙耶佳という名も判った。実在するかどうか調べてみよう。

国税庁法人番号公表サイトを使う。
「商号または名称」に、ガレオン
「所在地」の候補から、東京都と、千代田区を選ぶ。
下の緑の「検索」を押す。

実在する。この画面は候補を出して選ぶ為の簡易表示なので、次の画面に進もう。右端にある「変更履歴情報等」の、青字の履歴等から飛ぶ。

このサイトでは、法人番号商号又は名称本店又は主たる事務所の所在地、の基本3情報と、その更新の様を載せる。印刷を選ぶとpdfファイル化される。以下の事を載せている。

株式会社ガレオンの情報
法人番号 4010001199595
商号又は名称(フリガナ) ガレオン
本店又は主たる事務所の所在地 東京都千代田区平河町1丁目6番15号USビル8F
最終更新年月日 平成31年4月4日
No.1 新規 法人番号指定年月日 平成31年4月1日

2019年4月に登録されたばかりだ。やとりえからのリンク先との食い違いもない。そのUSビル8Fにはレンタル / バーチャルオフィスがある。

最下に、
株式会社ガレオンと同一所在地に存在する法人
という項目がある。
48も並んでおり、ガレオン社を含めた49の法人が8階だけに収まる筈もない。恐らくバーチャルオフィスであり、「住所」は名目だけ。会社機能は他所にある。

どんな会社か具体的に知りたいが、検索しても特に出ない。勿論、やとりえの通信販売は行っているだろう。
しかし、どうにか見つけた。妙にすっきりしたサイトだ。

12月13日の状態、ちょっと楽しいウェブコンテンツ(画面の副題)

会社概要から引用する。というか、あとは「お問い合わせ」しかない。

株式会社ガレオン
イラスト、漫画等コンテンツの配信とそれに伴う物販や、流行、時事、その他エンターテイメント等の情報コンテンツをブログなどの形にして配信しております。

しかし配信している、といいながらも、例を1つも載せていない。おまけに画面では「ちょっと楽しい」だが、タブでは「少し楽しい」だ。食い違っているのも可笑しいが、後者は日本語として変。如何にも怪しい。

他所の会社概要なら大抵は、住所や電話番号くらい載せている。代表の名も何もない。やとりえのリンク先の方が、よほど情報豊かだ。
「イラスト、漫画等コンテンツの配信」、「ブログなどの形にして配信」、といった辺りは、やとりえ論壇netの運営を指していた、と一応は受け取る事も出来る。しかし宣伝を兼ね、普通ならサイト名などを出すだろう。
設立直後なら兎も角、まるで幽霊会社だ。それとも、よほど変なサイトしか扱っていないから名を出せないのか。誰しも、そう思うだろう。

見た目も中身も空っぽで、やとりえ館主氏なら、もっと上手く作れそうなものだ。では同じ名の他社か。しかしIPアドレスは183.90.246.70で、やとりえと同じ、つまり閉鎖までの論壇netと同じ
そしてwhois情報は公開度を下げており、何も内容らしきものも無いのに妙に警戒心が強い。

3月6日にドメインを取ると、5月24日に更新している。はてなブログだった不思議な色の玉手箱は25日ころから閲覧不如意となり、月末にワードプレス化し、管理人も代わった、その時期に近い。論壇netも度々落ちていた。何か関わるのだろうか。

ソース表示にすると、サイトも5月24日に出来た様に見える。加えて、面白いものが載っていた。
galleon.ltd/?feed=rss2 (フィード、当時)
galleon.ltd/?feed=comments-rss2 (コメントフィード、当時)
両者のリンク先を見ると、2019-08-13 00:24:14の更新が最後となっていた。
論壇netのドメインの最終更新が2019-08-13T02:45:11であり、2時間余りしか違わない。
論壇netを畳みに掛かったのが13日の昼頃だった。日本時の12時から9時間を引くと協定世界時になり、3時となる。
それに先立つ事、2時間半、ガレオン社のサイトに珍しく?動きがあったと判る。勿論、偶然かも知れないが。

ともあれ、この投げ遣りな作りのサイトでは、まともな会社ではない、と思われても仕方あるまい。代表の杉山氏は、これで納得なのか。

その後、12月29日から翌30日に掛けて書き変えられた。フィードとコメントフィードも書き変わった。

12月29日の状態。画面とタブで副題が食い違っていたが、タブの方に統一。日本語として不自然な方に併せる辺りが不思議だ。
住所を載せたが、電話番号は載せていない。代表名もない。
ブログの具体例が無かったが、やとりえ -yatorie-を載せた。
お問い合わせが一旦消えたが、改めて加えられた。

社会貢献 CSRなる頁が出来た。29日の状態を見てみよう。

公益財団法人プラン・インターナショナルに寄付したとの事。引用する。

【2019年】一口100万円プロジェクト【バングラデシュ】早すぎる結婚防止プロジェクト
2019年6月20日 1,000,000円(1口)
(画像添付)

プロジェクトがリンクになっている。飛んでみよう。

募集期間: 2018年10月1日~2019年1月11日、とある。
ガレオン社の主張する2019年6月20日と合わない。
一体、どういう事だろうか。画像添付、とあるが、何もない。事業自体は存在するが、実際にガレオン社が寄付したにしては怪しい。

しかし翌30日に書き変えられた。引用する。

2019年度:一口100万円プロジェクト「タンザニアにおける小学校の環境整備プロジェクト」
2019年6月20日 1,000,000円(1口)詳細

バングラデシュでの早すぎる結婚防止から、タンザニアでの小学校の環境整備の件に書き変えられた。こちらの募集期間は2019年4月1日~年6月28日なので、時期は問題ない。
しかし両事業を間違えるだろうか。目的も国も違うし、時期が半年も違う。杜撰な話だ。百万円も貢いだにしては思い入れを感じない。
寄付は控除される。架空寄付で課税を逃れていないか気になるところ。論壇netの運転資金に回っていないか。

「詳細」から、やとりえに12月30日に唐突に出来た記事に飛ぶ。

タンザニアの事業への百万円の「受領確認書」の一部を撮影し、載せている。しかし枠内に宛先がない。漫画で「個人名義での寄付」と主張するので、杉山沙耶佳の名を出したくないのは解る。サイト内では、あくまでやとけいだから。
しかし書状を他人から借りたかも知れないし、偽造も疑える。これでは証拠にならない。そもそも手元に持っていたら、バングラデシュの早婚対策と間違えないだろう。却って疑わしい。
おまけに、6月に寄付したのに何故、ようやく年末に語り出すのか。何か疾しさを刺激される事でも起きたのだろうか。例えば、悪質サイトの運営だ、と暴かれたとか。直に否定できるなら、すれば良い。出来ないから、別に好印象を稼いで誤魔化そうとしているのか。

年を跨いで1月12日にも書き換わった。社名表記が株式会社ガレオンからGALLEON LTD. に変わり、「ちょっと楽しい」が甦った。

会社概要はトップに記されていたが、独立した頁が出来、住所をそちらへ移した。文による説明はトップに残したまま。

新たに電話番号を載せ、加えて主要取引銀行として三菱UFJ銀行も載せた。論壇netが扱き下ろしていた小室圭氏の勤めていた所だ。

グーグルマップが目を引く。守谷絢子氏と御縁の城西国際大学の、すぐ側だ。ただし通われたのは千葉県東金市の方。実家の高円宮家を、論壇netは度々讃えていた。後継サイトも、やはり同宮家を讃える。
ろだん氏の徘徊範囲たる国立国会図書館や、自民党本部がある。高木克俊氏が拘束された麹町署や、宮本タケロウ氏の学ぶ上智大学、その西に四ツ谷駅がある。四ツ谷武和の名も、ここから採ったのか。清水谷公園もあり、しみうさを思い浮かべる。ここから名付けたのだろうか。
見れば見るほど、ガレオン社と論壇netの縁の深さが偲ばれる。

17日にも書き換わった。社名表記が単にガレオンになり、httpからhttpsに変わった。

こちらも書き換わり、「主要取引先」の項目が出来、16ヶ所も載せている。本当かどうか知らない。

22日にも書き換わり、主要取引銀行に三井住友銀行が加わる

ガレオン社に興味のある向きは、株式会社ガレオンの登記事項も併せて御覧いただきたい、と書いたのだが、皆さんは見る事が出来ない。
1月14日に、規約違反の恐れで一時的に公開停止中となった。脅す人でも出たなら心配だが、度々書いた様に私の本意ではない。そして「脅し」も自演の恐れがある。何しろ論壇netの周りでは、この手の話が多かった。
15日夕にnote運営に対し、規約違反について具体的に教えて下さい、と尋ねた。
16日午前中に返答があり、規約違反で確定、詳細については回避を避けるべく答えない、との事。すり抜けられたくない気持ちは解るが、あらましさえ示せない様では困る。規約の逸脱を避ける事すら難しくなる
撮影し、画像化して載せている記事もある。登記情報は元々が公開情報なので、他のサイトを含め、問題化した話を聞かない。
有料化が問題なら無料化しても良いが、誰でも見る事が出来てしまう。閲覧数と購入数は2桁も違っていたのだが。

その記事において、ネットでは代表取締役の住所が非表示、と書いた。しかし私の誤解で、2018年末に示された「今後の方針」であり、未だ変更されておらず、ネットでも表示される。
誤った説明をしてしまった事、お詫び申し上げます

とはいえ登記情報は重要なもの。紹介の仕方については、様子を見ながら進めて行きます。

次: 株式会社ガレオンの登記事項から
前: 事業としての「やとりえ」
目次など: 論壇netの運営に迫る

お読み頂き、ありがとう御座います。『論壇net』が閉鎖して時も経ち、世の関心も薄れるなかで『菊ノ紋ニュース』など別のサイトが同じ問題を繰り返しているのが残念です。ろだん氏たちの悪事を妨げるべく、ご支援を頂ければ幸いです。