ヌタ野うなぎ氏の異様な記事 (新)

新版としての前書き

5月23日の朝、貼り付けたヌタ野うなぎ氏の記事が出ず、「この記事は閲覧できません」に変わってしまった。
詳しくは下記を参照の事。

* * * * *

以前の記事は、異変が起きる直前の22日の深夜までの状態を残すべく、その後の加筆と判る部分を消した。今後は原則として触らない。

ヌタ野うなぎ氏の記事が消えてしまったので、酷似と改変の様子を見比べようにも困った。そこで、こちらを新たに作り、消えた記事をアーカイブに置き換えた。
異変の前から逐次、書き足していたので話が入り組んでおり、これを機に見やすくなる様に構成なども変えた。異変後に解った事なども書き加えている。今後も何かあれば書き足してゆく。

本題

ヌタ野うなぎ氏は著作権侵害の常習か、が長くなったので分けた。

4月5日は夜にも4記事が出て、その3つ目が呟きで紹介された。以下「異様な記事」と呼ぶ。
何故か題の後半が、Часто задаваемые вопросы、となっている。キリル文字だ。
その後に異様な記事が書き換えられ、題も変わった。紹介された記事の表示も連動して変わったので、呟きの地の文とは題が異なった。

ツイッターは6月12日の昼までに「オクタ界隈の現実」と改名し、アイコンと背景を変えた。呟きの当時とは異なる。
貼られた異様な記事も出なくなり、題の食い違いも見えなくなった。URLのみ残る。

聖火リレーは5日、初の大都市での実施 Часто задаваемые вопросы: 2021年4月5日付、翌6日の状態

異様な記事の当初の姿で、呟きと同じ題。
夜に出た記事なのに、投稿時刻が13時41分となっている。ソース表示を見ると、協定世界時で表示されている様だ。日本は9時間、進んでいるので、22時41分となり、呟きの20分ほど前に当たる。
アーカイブ化による乱れと見てよい。

こちらは聖火リレーで感染拡大!?過密都市: 5月21日の状態

異様な記事の題が変わり、日本語のみとなった。
URLが同じなので、あくまで同じ記事だ。ソース表示を見ると、4月10日に書き換えられている。
また、出だしに3行が加わった。後述する。

前半

異様な記事では何故か2ヶ所で、文章が画像化されている。理由がある筈だが、特に説明は無い。
文字化して並べる。

画像1

 NHK広報部に問い合わせると、担当者が「走っている聖火ランナーの方々への配慮も含めて、さまざまな状況に応じて判断して対応した」とコメントした。「さまざまな状況」とは何なのか。

 聖火リレーの何を受けて配慮を検討したのかを聞くと、「沿道からさまざまな声が上がっていたことは事実です。そうした状況を踏まえてということです」と説明した。また「さまざま」である。ライブ中継の最中に判断して、現場からの音声を「絞った」のだという。どこまでも煮え切らない「回答」である。

画像2

 ちなみに、NHKは日本国内で開催された北京五輪の聖火リレーの現場で、チベット独立を叫ぶ抗議デモの映像をニュースとして世界に放映していた。その際、中国当局はNHKなど海外メディアのニュースを国内で遮断し、それをNHKを含む海外メディアは批判的に伝えていた。

 北京五輪の聖火リレーで抗議デモを報じ、東京五輪で音を絞るのは、ダブルスタンダード(二重基準)ではないのか。

この文章はツイッター等で話題に上っており、どうやら下の有料記事の一部らしい。

4月5日付、署名は木許はるみ。無料部分には載っていない。有料部分にあるのだろうが、私には確認できない。
有料部分の公開は当然、憚られる。ばれると困るので、検索に引っ掛からない様に画像化したのだろう。手慣れている。出典は無い。

* * * * *

画像化部分の前後の文は、ツイッターに同じものがある。日時を見れば、異様な記事よりも先だ。
多彩な顔ぶれの皆が皆、ヌタ野うなぎ氏と同一人という訳ではあるまい。掻き集めて貼ったのか。出典は無い。

順に並べ、異様な記事の相当部分を下に貼る。

『僕らが降りた終着駅は、だれかの旅の始発駅でもある』
青春18きっぷ広告のコピー。

すごくわくわくした。

誰かにとっては終わりでも他の人からしたら始まり。

直接のつながりはなくても聖火リレーのように繋がれていく。

毎日の積み重ね。塵も積もれば山となるように人生も経験を積むほど豊かになる。

改行を勝手に加えている。

本日出張がてら岐阜県各務原市の聖火リレーを撮影してきました。はたしてこんなウェイウェイ祭りをコロナ渦でやってしまって良いものなのだろうか・・・。

「撮影してきました」とあるからには、記事に添えた写真をヌタ野うなぎ氏が撮ったと思わせる効果を持つ。

森氏集団リンチに乗っかって辞退したフェミ気取りの芸能人と比べて、堂々と参加している芸能人の笑顔は真っ直ぐだよな
自分の故郷や家族に恩返ししたいという純粋さが伝わる

同じ写真3枚を使っている。左上を使わなかったのは、テレビ画面だと判ってしまうからだろう。
他の3枚の出所は知らないが、報道写真ではないか。しかし文脈からは、ヌタ野うなぎ氏が撮ったと誤解させる。

ここで、1つ目の画像化部分が入る。

聖火リレーの方が開催を避けるべきだったのに、聖火リレーのせいで道路が封鎖されて必要もない迂回を余儀なくされ、加えてスポンサーの騒音公害で、市民が迷惑を被らなければならない道理はない。

前半のみ使っている。後半を捨てたのは「中止」の訴えが気に食わなかった為だろうか。

ここで、2つ目の画像化部分が入る。

飲食店への打撃は大きいが、緊急事態宣言が出されなかったために国の支援が乏しい。店も利用客も協力し、そのために感染者数を抑えているのに、これではやっていけない。

持続化給付金や家賃支援給付金を打ち切り苦境を押しつけながら、聖火リレーだけは予定通りはおかしい。

冒頭を外している。島根県の地名が入っており、先に「岐阜県各務原市」があるので、同じ日には忙しすぎる。「街頭演説」も、単なる「インフルエンサー」として不自然だ。だからだろう。
改行を加えている。

「オリンピックはいらないぞ」という声を理由に、中継から音声を消したのは、やはりNHKだったのか。

例の『毎日新聞』の有料記事を貼っている。1文のみの短い切り貼りとは言え、日本語部分の締め括りという重要な位置にある。ロシア語部分を読む人は皆無に近いので、事実上は本文の結語といえる。

異様な記事を一言でいえば、毎日の記事を紹介した鈴木 耕氏の呟きへの便乗と言えるだろう。
しかし、継ぎ接ぎだらけで纏まりが悪い。

後から書き加えられた、冒頭の3行は見当たらない。
盗用の指摘を受けたので、一致度を下げるべく、そこだけは自分で書いたのだろうか。

後半

画像化文章も奇妙なのだが、この記事の異様さを印象付けるのは何といっても、延々と続くキリル文字だろう。
何を記しているのか。機械翻訳に掛けてみると、新型コロナ関連のロシア語記事3つから切り貼った様だ。全て出典はない。

СпросиВрачаというサイト。
抗体Mが増加したがPCR検査は陰性、症状は無い、私は感染力があるのか、隔離は正当だったか、といった問いに5人の医師が答えている。全て2021年4月5日付であり、異様な記事と同じ。
ロシアのサイトであり、モスクワ時は日本時から6時間、遅れている。材料として、出来立ての新鮮な記事を選んだのだろうか。

異様な記事では、初めの問いは載せていない。それ自体が変だ。回答から始めて、計9つの問答から、3(質問者からの感想)、6と8(回答)を省いている。
4は3への追加の回答。7は6への感想。間が抜けているので、流れが可笑しい。発言者の名も省いている。どうせ読む者も居ないと思ったか。

先のツイッターと同じ写真2枚を挟んでいる。ロシア語を読めない人は、聖火リレーの文章かと思ってしまうだろう。私もそうだった。

Фомаというサイト。2021年4月1日付、著者は「編集部」
ロシア教会の4,700人の聖職者と僧侶がコロナウイルスに感染した、という題を省き、空行を挟んだだけで本文を前の記事に続けている。ロシア語の読めない者には境目が判らない。

この記事の本文は全て移している。その中程で、NTTの印のあるマスク等の写真を挟み、この記事の終った所に、コカ・コーラの車両の写真を置く。どちらも聖火関連であり、本文の内容と関係ない。

日本語とロシア語の境にある写真は、この記事のものだ。恐らく正教の儀礼での振り香炉だろう。
聖火リレーとは全くの無関係だが、が立ち昇っており、続くロシア語部分が「火」に纏わる印象を与える。そこを狙い、この記事を選んだのだろうか。
医者との問答からなる別の記事を飛び越えて、ロシア語部分の先頭に移した点も改竄であり、元の記事の写真には添えてあった、Фото (фрагмент): Олег Варов/foto.patriarchia.ru、という名義も消している。

Адвокатская газетаというサイト。2020年3月26日付、Водогреева Полинаの署名。
コロナウイルスの蔓延中の仕事に関する従業員の質問への回答、の題に、長い副題が続く。
本文として、13の問いが見出しとなり、回答と組み合わさって枠に収まる。

異様な記事では、区切らずに漫然と続けている。しかも2つ目以降の問いは、前の区切りの回答の末尾に空行なしで接している。その下に空行が来るので、回答と離れてしまって滅茶苦茶だ。
ツイッターにあった1枚を含む、聖火リレーの写真を7枚、挟んでいる。文章の区切りなど考えず、単に間隔を意識して並べた様に見える。
そもそも1年以上も前のロシアの労働事情の話など、今更だろう。

以上3記事、前半と主題が異なり、組み合わせる必然性など無い。それなのに聖火リレーの写真を散りばめて一貫性を漂わせ、誤解を誘っている。
日付も署名も全て外しており、作り手と読み手を完全に舐め切っている。

noteではロシア語の記事を見た事が無く、読める者も殆ど居ないだろう。需要が無い。
末尾の1行はデーヴァナーガリー文字だ。ヒンディー語を解する者は更に少ないだろう。
『毎日新聞』の盗用調査を逃れるべく、攪乱ではないだろうか。

当夜に出た他の3記事も、他所に似た文がある。盗用の常習者だろうか。
拡散にも繋がってしまうので採り上げない。

4月26日の夜にnote運営に報告した。

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