学問を修めた!

 こんにちは。なんというか、今16時くらいなんですけど、日が伸びたなと感じています。前まではすでに暗くなりそうな予感がしていたのに、まだまだとても明るいです。寂しいな。別れの季節になっていくことが。なんて綺麗なことを言っていますが、シンプルに4月から社会人になるのが嫌なだけです。ごめん。

 はのとです。初めまして。


 冒頭にも書きましたが、私は4月から社会人デビューです。つまり、現在大学4年生。学生生活最後の春休みを満喫しているところです。学生生活。大学生だけじゃなくて小学生の頃から数えたら、16年間、私は勤勉に励んできたわけです。偉いですね。基本的には常に勉強していました。偉いですね。

 そんな16年間の勤勉、遂に終わりを迎えました。私、学問を修めた。人生において学問を修めた。


 まあ春から学校の先生なので生涯学びは続くのですが、自分が学生として受ける授業、提出するレポートや課題、それらすべてが終了したということです。なんとなく、感慨深いですね。最後の授業がゼミで良かった。なんかよく分かんない授業じゃなくて良かった。

 私は言語学を専攻しているのですが、ゼミは基本的にはそこまできつくなく、先生の専門である分野を深く追求して、その中で見つけた新たな疑問点や不思議な言語現象について研究する、というのが最後の課題でした。最後の課題、それすなわち卒論もしくはそれに値するものですね。

 それを書き終えて、発表も終えて、先生からコメントを貰って、私の全学問が修了。私たちの代は2年生のときがコロナ禍真っただ中で、全ての授業がオンラインでした。翌年もオンラインがメインの形態が続き、対面が再開された授業も多くありましたが、先生の体調の関係上、昨年度もゼミは発表以外の日はオンラインで行われました。

 だから、ゼミの先生との、そして同じゼミ生との関りもすごく少なくて、正直ゼミの同期の顔を見て名前を全員言えるかと言われたら厳しいです。それくらい希薄な関係だったけど、それでも私はゼミが大好きでした。興味がある分野だっていうのもあるけど、何より先生がとってもいい先生で。だから、難しいことでもチャレンジできました。


 なんか、もう椅子に座って教科書を開いて先生の話を聞く、みたいなことって滅多なことがない限りないんだろうなと思うと、変な感じです。実感はないけど、というか教科書を開いて受ける授業はそもそも大学ではほぼなかったけど、変な感じ。

 今まで、学校に行って、授業を受けて、宿題、課題をやって、みたいな日々が当たり前だったじゃないですか。勉強が常に生活の一部にあって、そんな毎日を送ってきたじゃないですか。なのに、春からはそうじゃなくなる。仕事が生活の中心になる。

 私は大学生活で、一度もバイトをしませんでした。単純に時間と余裕がなかったからです。その話はここでしているので、興味があれば。

 今とだいぶ文体が違うのでこっぱずかしいですね。かっこつけてんじゃねえと過去の自分を殴りたい気分ではあります。はい。

 というわけで、大学生でバイトを経験していない私にとって、働くということはほとんど未知ですよ。架空の話ですよもはや。高校生の頃にスーパーのレジをしていたことがありますが、本当にそれくらいで。遠い記憶ですね。何の役にも立ちません。



 大丈夫か、私。働くという事象をきちんと理解しているのか。していないが大丈夫か。まあ大丈夫ではないけれど、なるようになるものです。校外で行う初任者研修の場所が自宅から電車で2時間かかる場所だって、どうにかなります。週に一度のペースでそこに行かなくてはならないとしても、どうにかなります。

 どうにかなれ。


 学生としての授業期間が終わり、残すは人生最後の春休みです。大学生の春休みというのは本当に長いもので、2か月以上ありますね。貴重な最後の休み。一体何をしようかと言うと、部活です。残りの時間で遊びです。

 私の所属する軽音楽部では、卒業式の数日前に行われる卒コン的なもので引退です。だから、最後まで楽しく頑張ります。バイトもしていない私の大学生活、ほとんどの楽しかった思い出は部活から得たものです。苦しかったことも、辛かったことも、部活から得たもの。とっても、とっても私にとって大きな場所でした。

 気付けば自分が4年生になって、送り出される立場になっていた。感慨深いです。あの時見ていた大きくて偉大な4年生と、自分が今同じ年になっている。はたしてそんな偉大な人間になれただろうか。答えは否です。でも、そうなれるような努力は重ねてきました。

 最後に思いっきり笑えたら、思いっきり泣けたら、きっとそれが答えなんじゃないかなって思う。だから、今は限られた最後の時間をめいっぱい楽しんで、一回一回の練習を噛みしめて、大好きな同期や後輩との時間を大切にしたいと思います。


 その隙間を縫って遊びもぬかりなく。大学生活3年半、ほとんどを勉強と部活に費やしてきました。教員志望で、頭の悪い私は、勉強するしかなかったんです。バイトもしてなかったし、遊ぶ金銭的余裕がなかったこともあります。

 友だちと出掛ける、という思い出がほとんどない。一人暮らしをしている友だちの家でご飯を食べたり話をしたり、というのが思い出の大半を占めています。なかなか時間を作れない私に、そうやって簡単にできる遊びを提案してくれていた友だちに大感謝。

 だから、残りの時間はめいっぱい遊びます。今までできなかったことをたくさんする。コロナで飲みにも全然行けなかったし。いっぱいやるんだ。教員採用試験が終わってからのこの数か月、部活と遊びに全振りした日々を送ってきました。春休みも同じ。でも、ブーストをかけていく。


 青春が未消化だと今後の人生に影響をきたすみたいなので。遠慮せずすべてを消化できるように、多少無理をするくらいのスケジュールを組んでいます。毎日何かしらあります。すごいです。絶対に体調を崩しますが、自分がされることが嫌いなので、絶対にドタキャンはしないぞ。全部思いっきり楽しむんだから。

 でもね、本当に2月はすごいです。週に何もない日が1日あればいい方です。何をしているんだ私は。大丈夫なのか。体力はちなみに皆無だが。夜もちゃんと寝ないと元気出ないロングスリーパーだが。いや、ロングスリーパーが学校の先生大丈夫か。いやいや、大丈夫な世の中になれ。私が変えてやるぞ世の中を。先生も毎日余裕をもって8時間眠れる世の中にしてやるぞ。


 話がかなり遠くへ行ってしまいましたが、とにもかくにも、学生でいられる時間て、人生において本当に一瞬で、貴重で、大切な時間だと痛感しています。前から分かってはいたけど、できるだけ後悔しないように色んなことに挑戦してきたつもりではあるけど、それでもこう思うんだもん。

 学生って、特に実家に住んでいればそうだけど、縛られることも多くて、何もかも自由ってわけではないけど、それがまたいいのだよ。中学生とか高校生とか、大学生よりも縛られている身分も、それはそれでいいのよ。今になって思うけど。

 その中でどうやって楽しいことをするか。そういう、全部はできないけどこれならできる、という選択が楽しいし、そういう遊び方って社会人になったら、制限がなくなったら二度とできないことだから。貴重だから。


 残り一か月半ちょっと。体調を崩さないように、コロナにならないように、楽しいことをたくさんして、たくさん笑って、嫌なことや寂しいことは極力考えないようにして、最高の青春を過ごしたいと思います。享受します。


 見ていろ社会! …え?

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