銀魂THE FINAL展的なものに行ってきたって話

 1年ぶりに東京に行きました。

 町は、以前に来たときよりも閑散としていて。ここって池袋だっけ?田舎?建物だけ残して人はどこへ?みたいな。自粛って本当に実現されていたんだなと実感しました。

 会場は池袋マルイ。田舎者の私と母にとっては、初めて行く場所。緊張のあまり早めに着いてしまい、開店待ちという流れになってしまいました。そこにいた人たちの何割が、私たちと同じ目的なのでしょう。

 店が開くと、私たちはエスカレーターで七階へ。店の外の広告には、アイドリッシュセブンやエヴァなどとのイベントについてのものも。銀魂に、果たしてどれだけの人がいるんだろう。混んでたら嫌だね。なんて言いながら上へ上へ。

 徐々にエスカレーターで上に昇る人が減っていきます。「みんな脱落していくね。」母が笑うので、私は「私たちが脱落してるんだよ」と訂正して、更に上を目指しました。

 到着すると、そこには思っていたより小さいブースが。小さいことは予想できていたけれど、ちょっぴり残念。でも、中は外からは想像できないような広さでした。そんなに広い訳じゃないけど、漫画もアニメも映画も終わった作品に、ここまでブースを…。

 原画や映画の背景、その他の沢山の展示がありました。どれも感慨深くて、写真を撮ってはじっと眺める。そんな風にしている内に時間は経ってしまうのです。

 特に私が惹かれたのは、映画の背景。ターミナルという宇宙と地球を繋ぐ駅の内部と、そこから見える、壊れかけた歌舞伎町と沈みかけた夕日。こんなにも綺麗で、鮮やかで、穏やかで。ただの一枚の絵のようでした。ここで、作品が展開されていく。激しい戦いも、人間臭いやり取りも。

 映画は二回見ました。三回目も行くつもりでしたが、気づいたら終わっていて。間に合わなかったのです。もう一度、あの大きなスクリーンで、あの迫力のある音楽や音声と綺麗な絵で、銀魂の最後を見届けたかった。

 でも、そんな未練を、マルイは取り除いてくれました。今までの十年以上の銀魂の物語、そしてその最後を飾る映画。一気に振り返ることが出来たのですから。

 私たちは新参者です。新規も新規みたいな私たちでも、大きなものを得ました。連載当初から知っていた方たちは、一体どんな気持ちなのでしょう。想像も出来ません。おこがましくて。

 これからも銀魂は永久に不潔ですが、その思い出はとっても綺麗です。漫画もまだまだ何度も読みますし、最後の映画のDVDも楽しみにしていますし、終わる終わる詐欺の続きも、諦めずに待ってみようと思います。


画像1


 そんだけ語っておいて、写真は高杉を見上げる私の一枚。高杉は一番お気に入りのキャラクターです。ミーハーですね。ちなみに高杉と張れるくらい好きなのは、神楽と定春です。

 春休み最後に、素敵な思い出をありがとうございました。一年以上ぶりに、都会に出ました。一年以上ぶりに、遊びました。長きに渡る自宅待機は、この日のための我慢だったのかと。そうも思えてしまいます。

 さて、私はこれが終わったら、履修登録をしようと思います。嫌ですね、履修登録というのは、いつになっても嫌です。特に今期は、オンラインと対面があるので、組み合わせがだるすぎます。が、頑張っていきましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?