リサイクルショップは永遠に楽しいって話

ここ数週間、母と父と3人で、週末になる度に足蹴なく通っているのがリサイクルショップ。地元のリサイクルショップだけじゃ飽き足らず、車を1時間近く走らせる。

目的は、今我が家でブームが来ている『銀魂』のグッズ。何故今更…。そんなことは言われ飽きたので心に閉まって欲しい。うちってそんな感じなの。昔から。ほんとに、流行りとか時代の流れとか、たぶん知らないの。鬼滅は2020から2021の年末年始ピークだし、呪術廻戦は初期で捉えたけどハマらなかった。デスノートとかスラムダンクとかジョジョとか、ちょっと古いとこに熱が出る。そんな感じ。

というか、元は両親が好きで、それに私や弟が目をつけて、家族全体にブームが来る、それが我が家の決まった流れだった。ただし、今回の銀魂だけは訳が違う。

まあ理由や経緯はいずれ書くとして…。

今更銀魂なんて、新品は大抵売っていない。生粋のオタクである母、コレクターき質の高い母は、中古でもなんでも集めたい。だから、リサイクルショップは私たちの聖域だった。

とは言え、新品じゃなくても、中古でも、銀魂なんてそうそうない。今や鬼滅と呪術廻戦でいっぱいだ。ジャンプや少年漫画のコーナーでは、ワンピース、ドラゴンボールが8割を占める。そこから銀魂を探すのは、そう簡単なことではない。

私たちは、無造作に様々なグッズが詰められた箱を探る。滅多に出てこない。でも、偶然出てきたときのあの感動は、何にも勝るものがある。だから探す。

そうして一喜一憂している内に、カゴには沢山の掘り出し物。多少の選別を経て、それは私たちの戦利品となる。帰宅すると、選んだ覚えのないものも含めてそれら全てを開封し、ひとしきり楽しんだところで、リビングの棚に飾る。

そこには、統一性の欠けらもない、今までの戦利品たちが仲良く並んでいる。それらを見る度に、なんとも表現し難い幸せな気持ちを得ることが出来た。その幸せが、今日からまた少し増える。そう思うと、胸が踊って止まらない。

銀魂の到来により押しつぶされた悲鳴嶼行冥と我妻善逸の隣に、堂々と立ち並ぶ坂田銀時と桂小太郎。それらを見守る、古参の矢吹丈と空条承太郎。

総じて言えば、流行りには乗っておいて損はない。過ぎてからでは何もかも遅い。

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