女子大生with月5000円のおこづかいって話

 おはようございます。祝日最高。課題溜めない自分最高。偉い。今日はやりたいことできるかな。ふふふ。

 私、バイトしてないみたいな話は前にもしたんですけど、

 バイトしないで奨学金貰ってるとは言え、奨学金を私利私欲に使うのってなんか気が引けるじゃないですか。個人的には、自分が頑張って手にしたもんなんだからいいだろって思っちゃうんですけど、一度手を出すと結局使い切ってしまいそうで、怖くて使えません。それが最善だと思います。

 じゃあ一体どうやって生きてるんだ、と言うと、まあ生きてないですねほぼ。すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利があるんですよ。いいですか。ここで重要なのは、これが権利だってことです。

 大学生になってから私が送ってきた生活は、「健康で最低限度の生活」です。健康はちょっと迷いましたけど、入れておきました。何故なら、実家暮らし故に、おうちに帰れば温かいご飯と暖かい家族が待っているのです。現実はどうであれ、家族に養われているので流石に健康ではいたい。

 今日話したいのは、「文化的」な生活。分かりますか?この言葉の尊さが。

 私はそれまで、普通に健康で文化的な最低限度の生活を送ってきました。普通に。何も考えずに。

 高校生までって大してお金かからないですよね、自分たちの娯楽に。行く先と言えば近所のショッピングモールで満足でしたから。たまにマックとか行って、もっとたまにしゃぶしゃぶとか焼肉食べて、大満足です。それで、もう私にとっては大きな贅沢でした。否、私の周りはみんなそんな感じでした。

 これはもう、「文化的」な生活送っています。輝かしかったあの頃。流石はJK。生きているだけで華があります。

 さて、大学生になりました。学校という場所で会えなくなった高校の友だちと会うために、わざわざお金を払ってご飯を食べに行かなくてはならなくなりました。無料で会えてたのに、お金がないと会えなくなりました。

 女子校という動物園から放たれたので、友だちの種類が変わりました。マックで満足するような安くて最高な友だちはいなくなりました。いや、違うかも知れませんね。みんな、そういうのはJKブランドと共に捨ててきたのかも知れません。

 カフェとかなんとか、遊びに行くたびに食にお金がかかります。行くたびになんて言ってますけど、大学生になって誰かと遊びに行った回数って、今数えてみて衝撃受けたんですけど、4回でした。笑えない。いや、本当に笑えない。

 友だちの家に泊めてもらって話したりするとかはしょっちゅうあったけど、それこそ月に1,2回はあったかも知れないけど、よく考えたらちゃんと計画して出かけたことってまじでない。やばい、私、え、友だち少ないんだっけ?????

 はい、そんなんで、大学生って、お金がかかりますね。なんかわかんないんですけど、私ってあほだから、お金ないのに家族にお土産とか買ってきちゃうんですよ。どこの何のお土産かって言うと、大学から家までの帰りに通る駅の中に売っているチェーン店のシュークリームです。どうしようもないあほですね。

 でも、家族が喜んでくれるから、なんか買ってきちゃうんです。つくづく頭悪いな~と思います。昨日もまさにそれ、やりました。

 題名にも書きましたけど、私の月の収入は5000円のお小遣いです。母も、まさか20歳の娘にまだお小遣いをあげているなんて、思ってもみなかったでしょう。私もですけどね。

 母は、私のことを本当によく考えてくれます。バイトをしていないことで、友だちと遊ぶことはほとんどなく、それで心がうわ~~~ってなってしまったときも、母は、バイトをしていないのは悪いことじゃない。自分の形を作ればいい。バイトをしないで他のことを頑張ってるんだからいい。お金を使わないで遊んでくれる友だちだってちゃんといるんだから、と。

 傍から見たら甘い母なのかも知れません。でも、自分の絶対的な味方が必ずいるというのは、私にとって何にも代えがたいものです。

 さて、では、ここで私の今月の出費を見て行きましょう。

毎週のジャンプ 300×4=1200円
昨日のお土産シュークリーム 200×4=800円
いつだかお弁当忘れたときのお昼代 300円
部活のとき飲み干した水筒に足したお茶 120円
恋人に作った夕飯の食材 1000円
友達に泊めて貰ったときの夕飯代 500×2=1000円

 なんやかんやで毎月こんな感じでしょうか。恋人のご飯は、いつもは恋人が全額出してくれるので例外ですね。恋人も過保護で、私に無理なことをさせないように、普段から気を遣ってくれます。だから、たまには自分でちゃんと用意してご飯を作りたいんです。可愛いですね、私。

 あと、私実家が大学まで往復4時間なので、朝が早いときとか帰りが遅くなる時は、よく恋人や友だちの家に泊めてもらってます。特に部活のときです。
 今月は朝8:00集合の部活があったので、実家から行こうとすると、それはもうディズニースケジュールです。つまり、朝4:00代起きです。無理ですね。だから、友だちは優しく受け入れてくれます。

 というかこの年になって、というか女子大生が、毎週欠かさず実費でジャンプ買ってるのまじで意味わかんないですね。上記の出費の内一番謎です。しかも、一番高いですね。月5000円の内1200円から1500円かかるんですから、私のお小遣い実質手取り3500円です。え、うける。

 ジャンプでぎりぎり保たれている私の「文化的」側面。でも、誰とも遊ばずに過ぎる一か月。今はコロナもあって、自分だけ特別遊んでないという悲壮感はなくなりましたけど、それでもやっぱり寂しいなって思うことはよくあります。

 だけど、これは私が選んだ形。自分を削ってバイトして友だちと遊ぶ選択肢だってあるんです。でも私は、バイトをしないで自分の時間を確保する道を選びました。おかげで成績はいいし、部活もちゃんとやれてるし、家族サービスもできるし、勉強も続けられるわけです。どっちがいいとかじゃないんです。私にとっては、これが一番なんです。

 大学入学したてのときは、「バイト何してるの?」が会話の切り口でした。その度に肩身の狭い思いをして、「長期はやってないんだよね~」と、嘘はついていないギリギリを攻めていました。短期なんてやったことないですけどね。登録まではしたけど、なんやかんやね。

 でも今は、もう自分のアイデンティティです。バイトしてない、無職、ニート、全部誉め言葉です。「バイトしないと社会経験がなくて社会出て時大変そう」なんてつまんないこと言う人いますよね。でも、社会経験ってなんですか?みんな、社会経験を得るためにバイトしてるんですか?

 もちろんそういう方もいると思いますよ。でも、大抵は自分の生活を充実させるためにやるんだと思います。自立の一歩目的な。

 バイトをしていない不利益はたくさんあります。でもね、それはもう自分で納得してるんです。お小遣い5000円。これも、私のアイデンティティです。母からの優しさの5000円。そして、勉強で稼いだ給付奨学金という大金。バイトするより高額の収入ですよ、なんてね。

 いいんです。私はこれで。「健康で最低限度の生活」ですけど、これでいいんです。これがいいんです。ストレスフリーですよ。おすすめです。自分の時間がたくさんあって、課題を溜めることも提出遅れることもありません。友だちも、私のことを思っておうちパーティーをたくさん開催してくれます。今は難しいですけどね。

 周りの人に支えられて生きているという実感。将来学校の先生になれたら、人とは少し違う大学生活を送ったって、子どもたちに自信満々に話したいです。

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