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ジビエール遠藤さんのお話

皆さんこんにちは。
部長に立候補したのになれなかった。
探究部員のたっちゃんです。
私みたいな優秀な人材がどうして部長がなれなかったのかな〜〜〜
不思議ですね。
今回お話するのは、
4月23日にジビエールという
有害鳥獣対策の一環としてシカやイノシシを捕まえて捌いて犬用のジャーキーにして販売していて
カフェやバーベキュー場も経営している。
遠藤さんに飯能高校に来てもらってお話を聞かせてもらいました。
今回はそんな事をお話していこうと思います。
では、いきましょう。

ジビエールとは何ですか?

まずジビエールとは何なのかお話していきたいと思います。

ジビエールでは
遠藤さんが
有害獣対策の一環としてシカを捕まえてそのシカを屠殺して
食べたり、犬用のジャーキーとして加工して売ったり経営しているバーベキュー場で提供したりドッグカフェで提供したりしています。

なぜ
シカを捕まえて食べてしまうのかと言うと
ニホンオオカミという食物連鎖の頂点が絶滅してしまって、シカにとっての怖い存在がいなくなってしまったことで、
シカが増えていき、農作物被害が増えてしまった。

それを防いで行くためにジビエールがシカを捕まえて食べて行っているということです。

始まったきっかけ

始まったきっかけは
昔々 遠藤さんという動物が大好きな会社員がいました。
遠藤さんが飯能に引っ越し、したのが始まりでした。
コロナ禍で飛行機会社の仕事が少なくなっていた頃でした。

遠藤さんの家の近くに猟師さんが住んでいました。
遠藤さんとその猟師さんは仲が良かったでした。
遠藤さんはその猟師さんの捕まえたシカをよく見せてもらっていました。

そして興味がそそられて
ある日
遠藤さんは猟師の奥さんに言いました。
「シカが捕まったら連絡してくれませんか?」と
そして、しばらくして
遠藤さんの所に電話がかかりました。
「シカ捕まえたよ」と奥さんから電話が来ました。

そのときは夜で真っ暗で寒い冬でした。
そしてパジャマのまま遠藤さんは外に出て猟師さんの家に行きました。
そこには、拘束されている元気なシカがいました。
猟師さんは言いました。「ちょいと、手伝ってくれ」と
遠藤さんは手伝い
シカをある部屋の台に乗せました。
そして猟師さんはナイフを取り出し、


シカの胸を刺した。
あたりには血の匂いがして
湯気が立ち上っていた。

猟師さんは、遠藤さんに刃物を渡し、捌くのを任せて
孫とどっかに行ってしまった。
「後で捌くのを教えてくれる人が来るから待ってて」と猟師さんは言った。
今、遠藤さんの前にあるのは、
目の輝きを失い、ひと目で死んだと分かるように
倒れているシカだ。


その光景は屠殺場でしか、見ないような光景だった。

屠殺場では毎日これなのか?
これが命をいただく事?
遠藤さんの中ではいろんな気持ち、考えが錯綜した。
大好きな動物を殺す。ということは
仕方ない事なのかと遠藤さん思った。

生きるためには仕方ないそれが自然の節理
ライオンがシマウマを狩るのと同じようなことだ。
自分に言い聞かせるように心から思った。

遠藤さんはこの時の経験がきっかけで、
有害獣対策の一環でシカを捕まえ、食べて
命と向き合う事を決めた。


ジビエール裏話

ある日、
お祭りみたいな企画でお店を出し、
夢を語りながら鹿肉ジャーキーを売っていたとき、
ある男が遠藤さんの前に来てこう言った。
「場所ほしいなら、あそこのカフェと鹿肉を加工する場所を居抜きで使わせ
てあげると言った」

その時、遠藤さんは自分の夢を口に出していたから
叶ったのだと言っていました。
遠藤さんは
夢は口に出すと叶いやすい、と
教えてくれました。

そしてこのジビエールでも
食っていけると思い始め。
会社をやめようか考えた。
奥さんに相談したところ
「やれば、いいんじゃない」と言っていました。
「奥さんも奥さんですね」と私は思いました。

感想

私は、遠藤さんのお話を聞いて、人生に役立てそうな事をいっぱい学びました。
歴史的にも初めて食べ物の不自由ない時代に生まれて
僕たちの見えないところで、豚肉、牛肉、鶏肉を出してくれているのだと思うと感慨深いところがあります。
夢は口に出すと叶いやすいことも
まるで、ジャンプキャラの主人公みたいでかっこいいなと思います。
モンキーDルフィとか黒崎一護みたいだな〜〜〜と感じました。
私も、遠藤さんに教わった事を忘れずにnoteに書きました。
ジャンプキャラのように夢を追いかけて生きて行きます。


~顧問のつぶやき~
遠藤さん、本当にかっこよかったですね。かっこいい大人を見ると、高校生も大人になることに対して前向きになれますよね。

命をいただきながら、自身が生きていること。
また、様々な想いを抱えながら、屠殺している人がいること。

遠藤さんの話の中には、「目的を達成する」「前向きに生きていく」という点でも様々なヒントがあったように思います。
とても刺激的で、勉強になりました。

遠藤さん、本当にありがとうございました!!

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