見出し画像

チャリでもデュアランでもネット通販で買うのもいいけど、実店舗で買うと満足感が高いと感じた。

納期が待てず偽ネット通販でビアンキのVIA NIRONE 7を買おうとして自業自得で8万円失ったバカな私が、ビアンキストアに訪れロードバイクを購入したら満足感が高かく、これってMtgでも言えるなと思ったのでどういうことが良かったのか書いていく。

慎重になり注文できない

前回の投稿でも書いたが、高い買い物をするなら信用できる大手で買うことが教訓の1つであることは変わらない。やはり一度欲しいと思ったVIA NIRONE 7への憧れは捨てることはできず、楽天市場でまだ予約を受け付けているVIA NIRONE 7や納期は未定だが京都に複数店舗のある自転車屋のネットショップでまだ予約できることを発見した。どちらも詐欺サイトのショップと比較するまでもなく信用できるだろう。しかし昨日受けた精神的ショックによりネット経由で購入することへの不安が強かった。またロードバイクというのは自分の身長や手足の長さにあったものを乗るものであろう。一応サイズと身長の目安は書かれているが、こちとらメルカリで中古ロードバイク購入勢のロードバイク歴1ヶ月というどうみてもど素人、「本当にサイズあっているのか?後悔しないのか??」という疑問まで浮かんできた。こんな状態じゃ注文なんてできない。どうすれば後悔のない買い物ができるんだ?

ビアンキストアに行こう

不安でネット注文することができないなら、ビアンキストアに行って注文すれば良いということで善は急げで行ってみた。12時開店の店に12時02分に突撃するというハリキリMtgオタク。ストアインストアでありながらそれなりのスペースもあり、カウンターにはビアンキのアパレルに身を包んだ店員さんを発見。これはもう声をかけるしかない。「すみません。今大丈夫ですか?ッビアニロッ、ビアニローネを買いたいんですが入荷予定はありますか?」ビアンキが最初にオープンした地名しかもイタリアの地名なんて、そんなスラスラ言える訳がなく、名前を噛んでしまった。名前の長い土地ことThe Tabernacle at Pendrell Valeならスラスラ言えるのにな。タバナクルアットペンドレルヴェル!!

在庫がない

店員さんによると私のサイズに合うVIA NIRONE 7は、現在どのビアンキストアにも在庫はないとのことだ。コロナ禍となり、なぜか私のサイズが飛ぶように売れてしまったそうだ。それでもなんとか予約ができるか調べてくれて、予約できても2023年の春以降に入荷予定との返答をしてくれた。やはりネットでの予約と同じ状況か、でも店員さんすごく感じの良い方でロードバイク好き感が伝わってきて、こっちまで楽しくなってきたし、予約するかと7割ぐらい気持ちが固まったところで目に入る値札。

2021 Bianchi SPRINT 年末セール中

Bianchi SPRINTとはミドルグレードのカーボンフレームのロードバイクである。値段的にアルミフレームからカーボンに行きたいなと思った人が買いやすい位置づけであろう。軽さを追求しだすと100万円とか普通にするみたいなので3分の1でカーボンの乗り心地を楽しめるのは安いのか高いのかそれはわからない。現在Giantのアルミフレームのロードバイクに乗っていることもあり、どうせならカーボンもどうだいと友人から言われていたこともあり、SPRINTの年末セール中の値札に目が止まった。しかもサイズが大きめで私の適正サイズに合致している可能性が高い。思わず「ちょっと予約は保留でこれ、このカーボンのロードについて教えてもらっていいですか?」と店員さんに質問を投げかけた。そこから始まるアルミとカーボンの乗り心地の違いやギアやブレーキなどのコンポーネントと呼ばれるのパーツの詳細。店頭に置いてあったのは、よくある自転車のブレーキと同じリムブレーキであったため、今後主流になるディスクブレーキとのメリット・デメリット、イタリアに在庫が残っていた日本未発売のものを持ってっきたなどなど、その自転車の詳細を15分ほどかけて説明をしてくれた。おやアルミのロードを買いに来たのに話しを聞いているとカーボンのSPRINTが気になって仕方がない。そして次に出た言葉は「このSPRINTって僕の身長には合いますか?」

身体の長さを測ろう


ビアンキの提示しているサイズと身長の表によれば合っているサイズではあるらしい。しかし本当に合うかは身長・肩幅・腕、股下、座高などを測定しないとわからないらしい。その店では契約する前には必ず測定を行ってから話しを進めるらしい。測ってみてダメなら諦めよう。少しの誤差程度なら買ってしまおうと決意し、実際に測定してもらった。測定結果をカルテのような書類に記載してもらい、車体のデータがPCに打ち込まれ出てきたのは謎データが書かれた紙。まったくもってわからなかったが、ロードバイクの目の前で、丁寧にひとつひとつ数値の意味とこのロードの場合はどうなのかの説明を受けた結果わかったことは、かなりピッタリのサイズであること。

絵に描いたようなサイズ感

データ上はサイズが許容でもまたがって見ないとわからないことはある。長いステップを経てついに、またがることになった。「股下を測る際に見栄をはってしまって、またがったときに高さがあっていないことがたまにあるんですよ。でもそういう時にかけるフォローの言葉もしっかり用意してますからね。」とまたがる直前に言われたことで、「見栄をはったつもりはないけどもし足が短かったらどうしよう」と謎の緊張感を感じながらシートにまたがりペダルに足を乗せた。ペダルまで足は届き膝はまっすぐ過ぎない状態でハンドルに手を伸ばすも遠すぎでもなく近すぎないと思う。でも素人なのでこれが正しいのかがわからない。店員さんに聞くと帰ってきた言葉は「絵に描いたようなサイズ感」。もう買うしかない。

SPRINTを買います

サイズ問題は解決しすべての憂いはなくなったらもう買うしかない。8万円失ったばっかりだったが、詐欺師に与えられた精神的ショック程度で欲しいメーカーのロードバイクを買うこと諦めるなんて、腹が立つしあり得ない。年末セールで少し安くなっており、今まで何件も問い合わせがあったらしいSPRINTが残っていたのはサイズが合わず購入まで至らなかったからだ。自転車有識者の友人に「ロードバイクを買うなら店で、その場で欲しい物があったらそれを買ったほうがいい」と1台目を買う時に受けた忠告を思い出した。当時やなんならVIA NIRONE 7を買おうとした時は無視した忠告ではあったが、今ならわかるその意味が!言うしかないSPRINTを買いますと。その後は、店員さんと相談しながらペダルやらなんやらを選んで支払いを済ませ、納車日も決定した。12時の開店から入店して、全てが終わり店を出たのは14時、約2時間ほど親身に対応していただき本当にいい店でしたビアンキストア。今日はとてもいい買い物ができました。本当にありがとうございました。

今回の買い物で思ったこと

本当に欲しい物を買う時は自分の目で見るのと、自分がよほど詳しくない限りはその道のプロと相談しながら買い物を進めることが大切だと感じた。ネット通販は実店舗で買うより安いことや、服屋で店員さんとの会話の煩わしさを避ける的な考えで最近は何でもネットで買うことが多かった。しかし服で言うなら届いた服がなんか違うなとか思うこともある。Mtgの高額カードを通販で買うことはほぼないが、ちょうど帰りの電車内で海外の掲示板に「NM表記の古えの墳墓が全然NMではない。どこのどいつが梱包したりNM評価をしたんだ?」という投稿があることを目にした。

これがNM?

ネット通販でカードを購入する場合はこういったトラブルもあるだろう。特に再録禁止カードとなると少なからず傷があることがあり、届いて実物を見たら思っていたのと違うということがあるかもしれない。またフリマアプリなどで購入した場合でも真贋の問題や写真の取り方で傷が見えなかったりと、せっかく欲しくて購入したのに完全に納得できない買い物となることが考えられる。ネットの最安値より多少高くても高額カードは目で見て触ってみて傷を評価することや、店員さんに相談などしながら購入することで、ここ傷があるけどまぁ許容範囲といった具合に満足した買い物ができるのではないかと考える。今後は何か買う時はできるだけ店に足を運んで満足した買い物をしていこうと、今回の楽しいロードバイク購入体験から心より思うようになった。

あとかなり個人的には最近は人の助言やアドバイスを素直に聞けず、無視してウマぶった行動みたいなことをしていることが多かったのではないかと思う。その結果が安物買いの銭失いに繋がったのではないかと反省している。幸いなことに愚かな私にアドバイスをしてくれる友人・知人がいることも再確認できたことは8万円では買えない、自身の財産になればと願う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?