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終【転職】転職エージェントってすごい

私は昨年9月頃から転職サイトに登録し、計4人のエージェントさんとお話しした。

結局転職しなかったため、どのエージェントの方にとっても、私は商品すなわちインセンティブにならなかった人間である。エージェントさんには非常に感謝している。


転職エージェントとは

転職希望者が転職サイトに登録すると、①そのサイトを運営している人材会社から直接サポートのオファーが来る。また、企業からのオファーに混じって、②自社で転職サイトを運営していない人材会社から面談のオファーが来る。

私は、①でリクルートエージェントとdoda、②でA社と面談をした。
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エージェントとの出会い
(転職活動前)

9月頃【リクルートエージェント】
 ここでは、現職での不満、転職の流れ、動向をお聞きし、せめて1年経ってからでないと市場では厳しいことから転職自体断念

リクナビNEXTやRe就活で求人のみ閲覧
(他にも会社はある、と安心したかった)

10月頃【A社】
 なぜA社のみ面談をしようと思ったのかはわからないが、やはり消えないもやもやを少しでも和らげたく、A社と面談。
自分がこう成長したい、どうありたいかといった自分に向く矢印についてはよく話せるが、他者に向く矢印を考えてみよう、アドバイスを頂き、非常にハッとした。

確かに、これまでの自分は人のためにしたことでも、根底には自分の評価向上や、チーム全体として新たな視野を持てる、といった思いがあり、純粋に他人が喜んでくれて嬉しい、という思いからの行動はなかったように思う。

このエージェントの方は観察力や言語化力が強く、私の性格も非常に正確に言い当ててくれた。この人は頼れる、と思ったことから、転職を決意した時にも連絡した。(後述)

11月頃【doda】
 それでもやはり仕事内容のモヤモヤから、面談申し込みのあったdodaのエージェントと電話面談。「今すぐ行動に起こさなくて良い。志向に合わせた求人を送ってみるから見てみるだけでも気の持ちようが変わってくれたら嬉しい」と関係は継続。考えの整理に使ってくれたら、と週次で電話。

12月中旬▶︎転職を決意。不満だけ抱えて今の仕事内容より魅力的な求人を眺めて傲慢になるなら、行動してみて客観的に自分の価値を図ろうと考えた。

転職エージェントそれぞれとの関わり
(転職活動中)

【doda】
サイトはdodaしか使わず、やりとりを継続してくれていた方が送ってくださる求人を中心に応募し始めた。が、人は誰しも長所短所がある。彼は以下の通り。

◯厳しいことは絶対言わない。褒め上手
×必須条件に合わない求人(「マーケ歴5年以上」など)を勧めてくる。むやみに応募を奨励

エージェント経由の求人だけでなく、直接応募の割合を高めると、徐々に書類選考率が高まった。
彼は、「仕事しながら大変ですよね」「転職は落ちて当たり前です」「僕が転職した時も…」と、超共感型で話すと安心できる部分がありました。

といっても、現実的にはどうなのだろう、他の人の意見も聞きたい、と頼ったのが前述のA社。

【A社】
「法人営業がしたい理由」「影響力が大きくなきゃダメな理由」「どんな環境なら楽しく働けそうか」と、どんどん深掘りしてくれ、方向性固めに付き合ってもらった。

また、学歴や県外居住経験など、自分が満足していないものを考え病んでしまうと話した時、はっきりと「生きづらそうだ」と言われた。今欲しいラベルを手に入れても、また違うことが気になると。もっと自信を持って生きて欲しい、と人生の先輩としてのアドバイスももらった。

求人については、今の私の状況で少しでも希望を叶えられる場所を厳選して、面談中に紹介してくれた。ただ、私が納得できなかったことと、A社から紹介可能な求人で私に当てはまるものが少なかったことで、A社を通しての転職活動には至らなかった。

【リクルートエージェント】
最後、内定先に転職するかについて客観的な視点が欲しく、面談申し込みをした。

たまたま前回お話しした方と同じ方だった。

・転職市場におけるこの内定の価値
・今転職するのが本当にいいのか

ということを主に聞いた。
最後に、転職活動が難航する人の特徴として、現職に不満を持って転職するのに、現職以上の規模感を望んだ上で+αを叶えようとする人だと言われた。これは1つ肝に銘じておかねばと思った。

結果として私は現職の規模感を捨てられなかった部分もあったと思う。だが、自分が納得している規模感を捨ててまでいきたいのか、という考え方もできると思った。

彼女からは「飛び込んでみたら良いと思う」「サポート業務が合わない人は早くにキャリアチェンジされてる」とアドバイスを頂き、面談終了。

その後のメールでも、また何かあればお気軽に、と言っていただいた。

インセンティブにならずとも力になってくれたことに感謝

ここまで長々と話したが、転職エージェントという仕事は非常に素晴らしい仕事だと思う。

仕事としなくても、学生・社会人問わずインターンやボランティアで行う人もいる。
だが、仕事とするには、「インセンティブ」にせねばならない。彼らにとって転職者は商材だ。

親身に関わっても、実際に転職に結びつく人はなかなかいないと思う。そのような中、エージェントとして、時には1人の人間として、転職希望者と関わってくれる。

dodaの方に限っては、私が転職を決めればインセンティブが入ったのに、「この転職活動がご自身の中でより良いものになって完結できたなら良かったです」と言って応援してくださった。

お三方、本当にありがとうございました。

効率求め、目的をすぐに見出そうとする自分だが、時間がかかっても世に無駄なことはない、と教訓として胸に刻みたい。

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